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ベトナム旅行 フエ(Hue)観光2日目

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ベトナム中部の観光都市フエ(Hue)に滞在中。今日は自転車を借りて市内を観光するつもりなのだが、なかなか自転車を借りれそうなところがない。探し回った挙句、灯台もと暗し、泊まっている宿の2軒隣りのホテルで借りることが出来た。1日50000ドン(約250円)。

小雨のなか走り出す。まず見えてきたのがティエンムー寺(Thien Mu Pagoda)で、五重の塔が印象的。あとで飯を食う条件で自転車を停めさせてもらった店で、食い終わってから料金でひと悶着。インスタントヌードルとお茶だけで40000ドン(約200円)はどう考えても高い。

再度走り始めてすぐLinh Tinh Mon Gateというところに出くわす。残念ながら閉鎖されているので外から門構えを眺めるのみ。Confucius Templeと書いてあったので儒教寺院のようだ。

川沿いの泥道を走る。途中の店でベトナム風ホットドッグ:バインミー5000ドン(約25円)を買う。観光客などあまり来ない場所のようで子供たちが好奇心むき出しでこちらを見ている。

こちらを見てにっと笑ったおばあさんの歯がお歯黒でも塗ったかのように真っ黒でぎょっとする。やがて泥道を抜けて大通りに合流するが、トラック・バス・坂道に悩まされる。

かなり走ってようやくMinh Mang王墓に着く。茶屋に自転車を停めて徒歩で向かう。19世紀に造られた、周囲を1km以上ある塀に囲まれた王墓で、内部には水をたたえた池がある静かな場所だ。日本の城に通じる雰囲気も少し感じられる。

正門、石碑のある門に続く3つ目の門をくぐってようやくメインの寺Sung An Templeへ。

明楼橋を渡って最奥部に周囲を円形の塀で囲まれた王墓がある。同心円状に何重かの壁で囲まれているようだ。この墓は毎年命日に開かれるのだそう。

自転車を預けた茶屋でベトナムコーヒー30000ドン(約150円)。どこからともなく猫が現れてひざの上にずっと居座り続ける。主人夫婦と話す。日本でも1月は正月だろうと聞かれ、日本は1月初めが正月で、旧正月を祝う風習はないと説明する。結構長居してしまった。

いよいよ本降りになった雨の中、Khai Dinh Tombへ到着。ここが本日のベストだった。重厚な造りでアンコール遺跡を思わせる。韓国人観光客も同じようにアンコールワットと連呼している。大雨になり観光客も建物の中へ避難する。雨にぬれて石が黒くなってさらに荘厳さを増す。

17時半閉場でそこからダメもとでTu Duc王墓へ向かってみるがやはり時間切れで入場できず。

夕食に米が食べたくなり色々な店をあたってみるがことごとくメニューに米がない。腹が減って食堂探しの途中でまたもバインミーを屋台で買う。そこにいた男性客がこちらが外国人と見て「ここのは美味いんだ。もう1本食え。金は俺が払ってやる」。ありがたかったが、今回は丁重にお断りし、握手して礼を言う。色々な場面で地元の人から様々な厚意をもらい、ただただ感謝である。

結局、見つけることの出来た唯一の米が食える店である、昨日と同じ食堂で同じメニューを頼む。50000ドン(約250円)。

帰り道、道端で売っていた肉まんを買う。1個5000ドン(約25円)。皮がほんのりと甘い。うずらの卵が丸ごと入っている。肉まんの下に敷く紙は、何かに使っていたものを流用しているようで字が書かれている。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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