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インド悠久の旅 ビジャプール(Bijapur)からアウランガバード(Aurangabad)へ

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インド南部カルタナカ(Kartanaka)州のビジャプール(Bijapur)からマハーラーシュトラ(Maharashtra)州のアウランガバード(Aurangabad)へ夜行バスで移動する。ビジャプールで南インドの旅が終わり、ここからはいよいよ北インドに突入ということになる。アウランガバードはエローラ(Ellora)、アジャンタ(Ajanta)というインドを代表する2大観光地への拠点となる街である。

朝5時前、アウランガバードのバスターミナルに到着。予想外に寒い。こんな早朝でもターミナル内はかなりの人出。看板などの表示が一斉にタミル語からヒンディー語表記に代わったのを見て北インドに入ったことを実感する。夜行バスは出発時はガラガラだったのが、夜にもかかわらず途中から乗客が続々と増えてきた。ゆったり出来ると思っていたのもつかの間、それほど広々と座席を使うことも出来なくなり、バスの揺れも酷くほとんど眠れなかった。

バスターミナル付近を中心に宿を探すが、ほとんどの宿が外国人宿泊許可がないと言う。唯一外国人OKのホテルカルティキがシングル600ルピー(約1020円)。許容範囲内ではあるが、フロントスタッフの接客の感じなどを見てどうも気乗りしない。辺りで客待ちをしていたトゥクトゥクドライバーの勧めに乗っかり、1.5kmほど離れたところにあるゲストハウスに投宿することにする。

本日の宿:Hotel Family Inn、1泊800ルピー(約1360円)と言われたところを交渉して675ルピー(約1150円)。自転車レンタル無料。インドには珍しくホットシャワーが完璧に機能している。周辺には店が多く、周囲は典型的なイスラム街。トイレは非水洗で、流すために手を洗ったりした水をすべてバケツにためておく必要がある。

昼食に通りで見かけた食堂でベジ・プラーオ60ルピー(約100円)。

ATMで現金をキャッシングする必要があったのだが、どのATMもちゃんと稼動していないか、こちらのクレジットカードを受け付けてくれない。町じゅうのATMを探し回る羽目になり、結局現金を手に入れるのに2時間半もかかってしまった。今後同じ状況に遭う可能性のある人のために、市内にあるHDFC BANKのATMであればおそらく日本のどのクレジットカードも受け付けてくれる。

この2時間半のATMめぐりでつくづく感じたのが、南インドより北の方が色々な意味でシステムが破綻しているということ。ATMがそもそも稼動していない、あるいは稼動していても現金が無いのか何なのかわからないが出金できない、店員らしき人に聞いても全く要領を得ない(そもそも質問に答える気もない)、など南ではお目にかからなかった現象に次々と出会う。北インドに「来てしまった」という感情が初日にして湧いてくる。

100万都市のここアウランガバードでやろうと思っていることがある。この旅の間、ずっと1ヶ月連続装用可能な使い捨てコンタクトを装着しているのだが、このところあまりにも調子が悪いので眼科医の診察を受けたいと考えていた。もうひとつは、先日バダミ(Badami)でもトライしたマラリア予防薬:メフロキンを処方してもらうことだ。

まずはマラリア予防薬をと思い、医療機関のあては全く無いが、宿で借りた自転車で町を走って見つけたクリニックに飛び込んでみる。ここは子供専門クリニックとのことで別の内科医を勧められる。紹介されたDr. Mrs. Varsha Apteが運営する個人クリニックは、女医さんに英語も通じる。外国人が飛び込みで来ることなどまずないようで非常に驚かれたが、きちんと対応してもらえた。

診察室に入ると医師と向かい合うのではなく、2人が横並びに座るようなスタイルでの診察。状況を説明すると、本来はインド入国前に服薬を開始する必要があるのだが、と言いつつ、今からの服薬開始で問題が無いか、今夜文献を確認の上で同僚にも相談するので明日17時から19時半の間にもう一度来てくれとのこと。

近くに眼科クリニックらしきものを発見しここにも飛び込んでみる。ものすごい数の患者が診察待ちをしており、ここも明日の18時半~20時の間に改めて来てくれないかとの事。

宿に戻ると主人に、暑かっただろう、今日は日中の気温が38度あったんだと言われる。そういえばビジャプール滞在時も暑いと思っていたが、あの時も気温が39度ほどあったらしい。湿度が20%程度と非常に低いので何とかやっていける。いよいよインド酷暑期が本格的に始まったようだが、まだ意地でもエアコンなしの部屋でがんばっている。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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