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インド悠久の旅 マイソール(Mysore)観光

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インド南部カルナタカ(Karnataka)州にあるマイソール(Mysore)を訪れている。標高700mあるはずなのだがそれにしてはやけに暑い。涼しかったウーティ(Ooty)が早くも恋しくなる。

少しでも涼を求めて道端の屋台でマンゴー10ルピー(約17円)を買って食べる。おっちゃんが時々カメラ目線で実演してくれる。インドの屋台の人は撮影に意外に協力的だ。

 

今日はマイソール宮殿に出かけてみる。入場料200ルピー(約340円)。

宮殿内部が撮影禁止であることに気付かずうっかり写真を撮ってしまい警備員とひと悶着。つまみ出されそうになるところを他の係員のとりなしで事なきを得る。

敷地内にはヨーロッパ風の王宮とヒンズー様式の寺院が同居している。

マイソールからさらに北へ行ったビジャプール(Bijapur)から来たという4人組に会う。ぜひビジャプールも訪れるようにと強く勧められ、いくつかの観光名所を教えてもらう。こうやって行く先々で出会う地元の人々に教えてもらって次の行き先が決まることが多くなった。ガイドブック片手に決められたルートを廻るよりもこちらの方が旅をしているという実感を得られる。

町なかにゾウが歩いている。タイでよく見かけるものと同様、ゾウ使いがゾウの頭を先の尖った鉄の棒で刺して行動を指示している。いつ見ても嫌な光景だ。

昨日食べたプリが美味かったので同じ店で同じものを注文したつもりがちょっと違うものが出てきた。これはこれで美味かったが。プリにも色々種類があるようで、これはSev Puriというもの。

町を見下ろす高台、標高1000mのChamundi Hillへ行ってみることにする。色々聞きまわってみたところバスステーションから86/181/201番バスで行けるらしい。201番の真っ赤なバスが何台も停まっていてそのうちの1台に乗り込むが料金が30ルピー(約50円)とインドにしては激高である。同乗していた若いインド人乗客たちもあまりに高いと感じたようで「降りようか?」と話し合っていたようだったが、案の定次のバス停で料金を払わずに逃げ出した。

日曜ということもありChamundi Hillの頂上はインド人観光客が大勢詰め掛けている。寺院に隣接する大きな塔は工事中で木枠に囲まれていてその姿を見ることは出来なかった。徒歩で下山する。バスではなく徒歩でここまで登ってくる人も多く(その方が功徳はあるということだろう)、あるカップルの女性はあまりに疲れて彼氏とほとんどケンカになりそうな状態だった。

すれ違った人にネパール人かと聞かれ面倒なのでそうだと答える。その男性は道行く人にこいつネパール人なんだと言って廻り、言われた方も特にいぶかしがる様子も無い。日焼けの甲斐あってついにネパール人化に成功したかと思ったが、その後すれ違った人からは「日本人か?仕事は何してる?」等々聞かれることもあった。

町の向こうに日が落ちようとしている。歩く道すがら、あの王宮は何だろうと思う建物があったりして近づいてみると銀行だったり病院だったり、王宮の様式を模した建物が多いようである。そのひとつの王宮のような外観のショッピングセンター(KFCなども入っている)でアイスコーヒー40ルピー(約70円)を頼んでしばしの休息。久々の冷房にほっとする。

一旦あとにした宮殿に戻ってきた。毎週日曜19時に宮殿がライトアップされるので見逃すなと言われていたのだ。18時半から宮殿前広場は無料開放されており、既にすごい人出である。みなが今か今かと待つ中、19時ぴったりにライトアップされ大歓声が上がる。宮殿付属の楽隊が何曲か演奏する。

 

 

1時間ほどでライトアップは終わったが、帰りの渋滞はものすごいものがあった。

宿に併設されているレストランで食事を取ろうと注文したが1時間以上たっても全く音沙汰が無い。どれだけ時間がかかるのか、準備できていないのなら食事はいらないと言うも「あなたが食事を望むなら5分で用意できる」「22時半まで営業しているから心配するな」「No Problem」。結局注文をキャンセルしてどこか他で食べると言うと「うん、それがいいと思う」。全くわけがわからない。過去のわずかなインド旅でのインド人への端的な印象は「彼らが何を考えているのか理解できない」というものだったのだが、ついにそれが始まったかという感じ。

道端の屋台でここもプリを出していたので早速頼んでみる。マサラプリとパニプリ(パニは水を意味する)各20ルピー(約35円)。シュークリームのような薄い外側の皮に具をつめていき、最後にソース(パニ)をコップに注いで1分で完成。このパニを適宜プリにかけて食べる。

 

立ち食いしていると、おばあさんと食べに来ていた10歳くらいの女の子が椅子を差し出してくれる。レストランの大人たちより子供の方がよほど意思疎通しやすいと思ってしまう。この町は夜に子供を見かけることが非常に多い。夕食もずいぶん遅くもう22時過ぎだが、この後のインド旅でこれが世間一般の標準なのだと知ることになる。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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