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インド悠久の旅 ウーティ(Ooty)からマイソール(Mysore)へ

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今日はインド南部の高原避暑地ウーティ(Ooty)からマイソール(Mysore)へ移動する。ウーティの宿の主人が10時に部屋をノックして宿泊料金を今すぐ支払ってくれと言う。昨日といい今日といい朝一番(と言うほど早くはないが)で無理やり起こされるのはあまり気分のいいものではない。ここの主人は非常に良い人なのだが何かにつけせっかちである。

バスターミナルまで歩いているとトゥクトゥクに声をかけられるが80ルピー(約140円)とのこと。通りがかったバスに聞いてみると5ルピー(約9円)との事でバスで向かう事にする。バスターミナルに着くとマイソール行きバスが停まっていたので運転手に行き先を確認してから乗り込む。今朝出かけるときに食料を調達するのを忘れてきたのだが、このバスターミナルには食べ物がパンぐらいしか売られていない。物乞いのおばちゃんがついてくるので、美味そうなものがあったら買っておばちゃんと2等分しようと思っていたのだが。こうなれば昨夜買ったウーティ名物の巨大なチョコだけが頼りだ。

バスはガラ空きで西洋人2人、インド人15人といったところ。KSRTCという会社のバスで131ルピー(約220円)。定刻の11時半に出発する。2時間弱走ってようやく昨日ニードルロックまで乗ったバスの終着点Gudalurへ。そこから先はTiger Reserve Areaという野生の虎の保護区を走る。道路は猛烈な悪路で何度となくバスごと跳ね上がる。いつ野生の虎が出てきてもおかしくないはずなのだが、外を平気で歩く人もおり、民家や小学校まである。大丈夫なのかと余計な心配をしてしまう。結局出発から5時間ほどで KSRTCのバスステーションに到着。

バスステーションそばのCity Chat & Gobi Cornerという立ち食い店舗で遅い昼食。プリという食べ物らしく25ルピー(約43円)。地元客でいっぱいだったのでこの店なら間違いないのではと見当をつけたのだが予想通り美味い。他の客と同じく歩道に立って食べる。米なのかどうかよくわからないが米のような穀物がメインの食材だった。

この町もムスリムが多くモスクが至るところにある。それぞれのモスクから詠唱が外にまで聞こえてくる。歩いているとやたら宝石店が目につく。ここは案外富裕層が多く住む町なのかもしれない。

この町も他のインドの町と同様非常に混雑していて、道路を渡るのもひと苦労である。それほど広くない道路に二重に縦列駐車の車列が続いていて混沌としているのだが、不思議なことになぜかこの町は落ち着ける感じがする。この町の人の醸し出す雰囲気がそうさせるのか、理由はよくわからない。

本日の宿: Hotel Guptha、1泊550ルピー(約940円)。意外にどの宿も言い値が高く裏通りにあるこの宿が最安値だった。南インド独特の制度で、チェックイン時刻の24時間後までにチェックアウトすればよい。

宿に荷物を置いて早速町をぶらぶら歩いてみる。

マイソールで最も有名な観光地であるらしい宮殿が見える。今日はもう閉館したらしく入れてもらえなかった。

屋台のスイカ10ルピー(約17円)を食べる。

親を待っているのだろうか、トゥクトゥクで待機している子供たちが声をかけてくる。写真を撮って欲しかったらしい。バイバイと手を振って別れる。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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