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中国西域への旅 四川省:丹巴(ロンダク)から甘孜(カンゼ)へ

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四川省丹巴(ロンダク)での滞在を終えて甘孜(カンゼ)へと向かう。昨日、中路郷で一緒になったドライバーと女性ガイドの車に150元(約2300円)で同乗させてもらうことになっている。8時半出発という話だったがドライバー1時間の遅刻。聞けば自分の泊まっていた宿の隣のホテルに泊まっていたそうで、単に朝寝坊しただけのようだが特に悪びれる様子も無い。

今日は日曜日で結婚式が開かれるのだろう、祝福の車列が通りをゆっくり走りぬける。自分を含め3人だけで行くのかと思っていたがどうもそうではなく、通常の乗り合いタクシーと同様に客が集まってから出発ということらしい。結局乗客が揃って出発できたのが13時。

丹巴のビューポイントと呼ばれる場所まで歩いて出かけてみたりして待ち時間をつぶすのに苦労した。こんなことならバスで行けばよかったが後の祭りである。

行き交う人を見るともなく見ていると、やはりこの地方独特の服装だと改めて実感する。特に女性の髪飾りは手が込んでいて、独特の頭巾のような帽子をかぶり、編みこんだ髪と頭の間には色鮮やかな布を挟み込み、左側に飾りをつけている。この布と帽子におのおのの女性のおしゃれとこだわりが凝縮されているようだ。

恐ろしく澄んだ川を左に見てひたすら走り、やがて登り坂が始まる。途中、Yara Mountainという山が見えるポイントを通り、山道を登りきって下りが始まると茶色い大地が広がり始める。

八美という町で昼食休憩。ここまで2時間で60kmしか進んでおらず、この先まだ200kmあることを考えると一体何時になったら甘孜へ着けるのだろうと考える。再び走り出し、道孚というムスリムが多く住む町で一気に人が降りて乗客が自分ともう一人の女性の2人だけになる。その少し先で2人は車から降りるよう言われ、何と大型トレーラーに乗り換えろという。もう一人の女性は明らかに嫌そうな顔をしているが仕方ない。自分たち2人とドライバー2人が運転席に乗り込んで出発する。思ったほど不快な環境ではなかったが何しろ揺れが激しいのには困った。ドライバーの一人があの手この手でこの女性を口説こうとしている。2時間ほど走ったところでこの女性は車を降り、そこからは男3人のみ。2人がスマホにダウンロードした日本のエロ動画を見せてきて、これは日本人だろ?とさかんに聞いてくる。さらに2時間ほど走ってトラックドライバー御用達の宿に停まり、今日はここで泊まりだという。あと3kmほどで甘孜だとわかったので、通りがかった車を拾って20元(約300円)で甘孜まで行ってもらう。

早速宿探しを始めるも外国人お断りの連続。宿によっては宿帳に氏名とともに民族名を書く欄があったり、チベット族とウイグル族の宿泊は不可とスタッフ向けの付箋が貼ってあったりした。ようやく見つけた珠穆朗瑪(トゥムラマ)賓館にチェックイン。1泊70元(約1050円)。チェックインしたのが22時半頃で出発予定時刻から既に14時間経過している。長い一日だった。

明朝のバスで亜青(ヤーチン)にある世界最大の尼僧寺院と言われるアチェンガルゴンパへ向かう。

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