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中国西域への旅 青海省 西寧(シンニン)でビザ延長 その2

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中国:青海省の西寧(シンニン)へ来た大きな目的の一つが、もうすぐ期限が切れる観光ビザを延長することだ。前日は宿の移動などバタバタが続いたため1日遅れで手続きを行う。

中国でのビザ延長は却下されることも多いと聞いているので慎重にやらなければならない。

まず申請する時期について。ビザ有効期間が1週間以上残っている状態だと失効直前になってから来いと言われたとの体験談が複数あった。自分の場合は10月17日にカシュガルから入国しているので期限は11月16日か17日ということで、その点は大丈夫だろう。

次に必要な書類について。今回下記の書類を用意して行った。

・ 外国人宿泊証明書(青海省での呼称は「臨時住宿登記表」)
・ パスポート原本と、本人写真ページ、中国入国スタンプページのコピー
・ 顔写真1枚(公安で作成する申請書類に貼付する)
・ 現在の所持金を証明する書類
・ 今後の旅行日程表

宿泊証明書については今回泊まっている宿で問題なく発行してくれた。宿自体も公安のお墨付きなので問題なし。

一番問題になりそうなのが現在の所持金を証明する書類だ。要はある程度の所持金があることを証明できなければビザ延長を認めないということだ。色々なブログを読むとそのような書類を要求すらされなかったというケースも多いようだが、昨日公安部へ行った際に「1日当たり100ドルの所持金がないとビザ更新は不可」と明言された。

ネットバンクの残高表示ページ(直近の日付のもの)を印刷し、さらに本人のものであることの証明として個人登録情報ページも印刷し、2つのページで顧客IDが同一であることをアピールする。クレジットカードそのものを持参して却下されたという例は多いようで、キャッシングをした際にレシートに残高が表示されるのであればそれでもいいのかもしれない。公安部曰く、ネットバンクの残高表示ページであれば証明として有効ということだった。

公安部では原則的に午前中しかビザ延長申請を受け付けていないようで(午後は別の仕事で忙しいとのこと)、朝一番で西寧市公安局出入境管理処へ向かう。担当窓口は1F入ってすぐの5番窓口でスタッフは2人、いずれも英語が堪能である。

書類をチェックされた結果、申請日の今日から30日、12月15日までのビザ延長が認められた。2日後に受け取りに来るようにということで、パスポート本人ページが印刷された引換証を渡される。ビザを提出している期間はこの書類をパスポート代わりに使用してよいとのことだった。実際にはパスポート代わりにこの書類を提示する機会はなかったが、一応公安部の保証付きなのでこれがあれば申請期間中に宿の移動なども出来そうである。2日後の受け取りの際にこの書類と料金160元(約2400円)を持参する。

中国の大都市であればどこでもビザ更新は可能だが、場所によって所要日数に差があり、1週間以上かかるようなところもあるらしい。ここ西寧でもビザ更新情報というのは比較的少なかったのだが、概ね2営業日程度で発行されたという情報が多かったのもこの町を選んだ理由だ。

公安部で色々難癖をつけられるのでは、とも危惧していたのだが(過去には実際そんなこともあったらしい)、全くそんなことはなくきわめて事務的かつてきぱきとした対応だった。手続き自体は15分ほどで完了した。

web検索すると中国各地でのビザ延長に関する情報がヒットするが、青海省西寧における2016年11月時点での情報をまとめると以下のようになる。

【所要期間】

・ 2営業日後に受け取り可能

【手続き費用】

・ 160元をビザ受け取り時に窓口で支払い

【必要書類】

・ 宿泊証明書(臨時住宿登記表)
・ パスポート原本と所定ページのコピー
・ 顔写真(サイズについては4.5×3.5cm程度のものを持参したが特に何も言われなかった。ただしこちらのページによると、2017年2月から写真についてサイズ規定等が厳格化の可能性があるかも)
・ 所持金を証明するもの(ネットバンクの残高画面を印刷したものはOK。1日当たり100ドル必要なので、所持金が1000ドルの場合10日間の延長までしか許可されないと思われる)
・ 今後の旅行日程表(今回は提出したが、必須かどうかは不明)

【手続き場所】

・ 西寧市公安局出入境管理処 1F入ってすぐの5番窓口。担当者は英語堪能なので中国語での対応不要。

【申請時間帯】

・ 中国の平日の午前中(午前9時~) ※午後も申請を受け付けてくれるケースはありそうだが念のため午前中に申請するのが得策

ただし、これは事前に30日観光ビザを取っている場合の話なので、ビザなし入国(日本人はビザを取得していなくても15日以内なら滞在可能)の場合は事情が若干異なるかもしれないのでご注意を。

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