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中国西域への旅 青海省 西寧(シンニン)でビザ延長

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中国:青海省の西寧(シンニン)で初めての朝を迎える。今回の宿はあえて事前に予約しておいた青海行青年旅舎(Qinghai Travel International Youth Hostel)だ。少し古びてはいるものの良い宿だった。

今回、西寧で観光ビザの更新にトライしようと思っている。これがなかなかの難敵で理由もはっきりしないまま却下されたというような話も耳にする。10月17日に入国していて30日ビザがもうすぐ切れるので、これをもう1か月延長しようというのだ。

ビザ延長手続きに必要となるのが宿が発行する外国人宿泊証明書(青海省での呼称は「臨時住宿登記表」)で、これを発行するには外国人を泊める許可を正式に得ている宿泊施設でないといけないということで、今回は国際青年旅舎を選んでいる。許可がなくても見つからなければいいということで外国人を泊めている宿はたくさんあるのだが、今回はリスク軽減のためそういうところは避けたかった。

宿に事情を説明し書類発行をお願いしたところ、実はこの宿は正式な青年旅舎(ユースホステル)ではなく本来外国人を泊めることができない施設なのだという。したがって宿泊証明書も発行できないと。

まずは正式に外国人を泊める許可を得ている宿にすぐに移らねばならない。しかしこの宿ではどの施設が許可を得ているかはわからないということだった。問題はもう一つ。ビザ更新には最低でも数日かかり、その間パスポートも公安部に預けることになるので今回の宿は3連泊で予約してあった。この予約をキャンセルしなければならない。

ホテル予約サイトのアゴダに宿から電話してもらい事情説明するもらちが明かない。キャンセルのためには宿泊前日までの手続きが必要であり、今日の宿泊分についてはキャンセルできず課金されるというのだ。担当者が英語も話せるということで電話を代わってもらう。とにかく少ない語彙をフル活用して徹底抗戦する。

・ アゴダサイトには外国人宿泊可能として掲載されていたこと
・ 今回キャンセルしたいと言っているのは個人のわがままではなく、ビザ更新という喫緊の事情があってのことであること
・ 不本意ながら宿を代えざるを得なくなったことについてこちらには非はなく、一方的に課金されることには納得できないこと

その場では解決せずいったん持ち越しとなったので、メールでも同じように納得できない旨の抗議文を送信した。

その後、宿の担当者とアゴダで再度やり取りがあり、本日分は課金されないということで無事終了した。ちょっと熱くなってしまい、直接非のないアゴダ担当者に強く言い過ぎたかもしれないと後になって反省する。

どの宿ならOKなのかわからないので、これはもう直接公安部に聞いてみようと西寧市公安局出入境管理処に出向いてみる。状況を説明するための中国語もネットの翻訳機能を使いながら準備した。これで通じるかと宿で聞いたところ渋い顔だったので、かなりひどい文章なのだろうがもう時間がない。

いざ公安部に行ってみると全員流暢な英語を話す。現在の宿が紹介してくれた中の一つの宿について、ここなら大丈夫とのお墨付きがもらえたのでそこへ移ることにする。手続き自体は明日でないと受付できないという。原則的にビザ更新受付は午前のみで締め切っているようだ。

移動先の宿としてここなら大丈夫と紹介されたのが、理体青年旅舎(Lete Youth Hostel)で、古ぼけた団地のようなビルの15F。屋根裏部屋のようなシングルルーム70元を4連泊でお願いする。ここでは宿泊証明書も手慣れたものですぐに発行してもらえた。明日はこの書類を持って公安部に出かける。結局今日は何もできずに終わってしまった。

当面の問題が解決すると急に腹が減ってきたので宿の目の前の食堂で遅めの昼食。

夕食は清湯麺片10元

町なかで男性がいかにも今どきの格好をした女の子たちを叱りつけている。女の子たちはキャーと言って逃げて行った。今どきと言っても黒タイツに黒ブーツというぐらいのことなのだが、この男性は保守的なチベット人なのかそれが許せなかったらしい。世代間のギャップ、争いがあるのはどこも同じのようだ。

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