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ベトナム旅行 バックハー(Bac Ha)からハノイ(Hanoi)へ

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1月10日(火)

ベトナム北部のバックハー(Bac Ha)からハノイ(Hanoi)へ移動する。宿を通じてバスを予約したため宿の目の前にバスが停まってくれる。寝台バスで横になりながらの移動。ハノイより先まで行くバスのようでハノイが目的地なのは自分だけ。ハノイまで数キロある中途半端なところで降ろされる。時々激しく雨が降る中、車通りの多そうなあたりまで歩いて見当をつけて市バスに乗る。料金7000ドン(約35円)。土地勘が全くない中、何度かバスを乗り継ぎ、何とか宿が多くありそうなエリアにたどり着く。宿探しするもどこも値段が高く苦戦する。最終的に画廊の3階という珍しい立地の宿に泊まることになる。

本日の宿:Nha Nghi Anh Ngoc、1泊15ドル(約1600円)とかなり割高だがこれでもハノイでは安いほうだそう。

ようやく腰を落ち着けることが出来たところで大雨の中、夕食を食べに出かける。

さすが首都ハノイ、外国人観光客の多さに驚く。狭いエリアに観光客が集中しているので通りはかなりの混雑ぶりだ。町を歩いていると土産物屋などでJCBカード取り扱いありとの表示が出ている店が多く、ここを訪れる日本人客もかなり多いようだ(JCBカードは海外では使えないことが多い)。

1月11日(水)

朝5時、教会の鐘の音で目を覚ます。随分長い時間鐘が鳴り続けている。昨日同様ずっと雨が降り続いている。

町で肉まん15000ドン(約75円)を買い食い。うずらの卵や鶏卵の黄身が丸ごとそのまま入っている。カフェを見つけ、初めてのベトナムコーヒーにチャレンジ。かなり甘いが好きな味だ。

ハノイのあと、景勝地として有名なハロン湾へ行こうと考えており、バス乗り場を探して歩き回る。なかなか見つからなかったが別のバス停の係員の助けなどもあってようやくハロン行き2番バス乗り場にたどり着く。

バス停すぐそばのベトナム歴史博物館に行くも休館中。宿へ戻る途中、Ho Hoan Kiemという大きな池のそばを通る。さらに歩くと聖ジョセフ教会があり、大雨の中、大勢の観光客が詰めかけている。

さらに歩いたところで雨がいよいよ酷くなってきたので、室内に逃げようと Fine Art Museumに入ってみる。ベトナムに入国して以来、中国からの文化の変化を感じていたが、ここで展示作品を見ると思いのほか中国の影響が色濃く残っていることがわかる。特に16~17世紀に創られた像などは中国の影響が極めて強く出ている。町なかでも店の奥に「喜喜」などと漢字で書かれたものが飾られていたり(彼らは読めないそうだが)、中国との歴史的な関わりの深さを思わされる。

お国柄、戦争や革命をテーマにした絵画が非常に多い。一方、日々の暮らしや自然、風俗などを描いたものは南国の雰囲気と中華風味が混じり合っているような印象。金色や黄色といった色が多く使われているのも特徴か。と同時に黒や茶をメインとした暗い色調の絵も目立つ。淡い色彩の絵は不思議なほどに見当たらない。

歴史的な出来事などを題材にしているものが多いこともあってか、今の時代を感じさせてくれるような表現というものにはあまりお目にかからなかった。まあこれはこちらの勝手な希望であって、それだけ戦争や歴史がベトナムの人々にとっては重要な題材ということだろう。社会主義国家であることを鑑みるとそれは仕方ないところかもしれない。

町を歩いていると道を聞かれることが非常に多くなった。そういえばハノイの町には日本人かと見まがうような顔立ちの人が多く、自分も現地人と見られているのだろう。

夕方になって雨がいよいよ激しくなって観光どころではなくなる。夕食、ガパオライス70000ドン(約350円)に生春巻き50000ドン(約250円)。多すぎて、詰めてもらって宿に持ち帰る。

1月12日(木)

観光客ゼロ、地元客で満員の食堂で朝食40000ドン(約200円)。美味い。

ベトナムでやってはいけないマナー上のルールとして、お椀に口をつけて飲んではいけないとどこかで読んだのだが、実際に地元食堂に来てみるとお椀から直接飲んでいる地元客が何人もいる。

みな右手にはし、左手にスプーンを持って、はしでスプーンの上に食材を乗せて整え、左手で口に運ぶ。小皿に入った酢のようなものが添えられているが、見ているとこれに赤唐辛子を加え、米を浸して食べているようだ。ベトナム料理にあまり詳しくないまま旅しているので、食事どきにはいつもまわりを見回してばかりいる。

道々、ベトナム版ホットドッグ:バインミーを売っている。肉や野菜などを短めのフランスパンにはさむ。概ね20000ドン(約100円)程度で、ベトナムはこのパンが美味いのでバインミーも病みつきになる。

依然として雨が全く止まず、しかもかなり寒い。地元の人も多くがダウンジャケット着用している。1月のベトナムがこんなに寒いとは予想していなかったが、サンダル短パンで来ている外国人観光客はみな寒さに震えている。

夕食40000ドン(約200円)。

ベトナム入国以来、体調の悪さもあって消化不良の旅が続いている。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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