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中国西域への旅 新疆ウイグル自治区 クチャからトルファンへ

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中国:新疆ウイグル自治区のクチャで天山大峡谷を始めとする壮大なパノラマを堪能し、その足で夜行列車に乗って次の目的地:トルファン(吐魯番)へ向かう。早朝トルファン駅へ着いたもののまだ公共交通機関が動いておらず、駅舎の中で待機するしかない。これから列車に乗るという者以外は駅舎にとどまってはならないという駅係員を何とか説き伏せて、トルファン市内まで行くバスが走り出す時刻まで駅にいさせてもらう(ただしパスポートが人質)。北京時刻の8時半ごろになり駅舎近くの駅前バスターミナルへ行ってみると10時発11元のバスがあるとのことでチケットを購入する。

朝一番のバスだがかなりの乗車率である。車窓から見えるのは焼け野原かと見まがうような乾いた大地と、地平線まで続く暗い灰色の砂の大地のみ。30分ほどで市内のバスターミナルに到着。ここから市内の中心部は目と鼻の先のようで歩いて宿探しをするがこれが難航する。すべての宿で外国人と聞いて宿泊を断られる。これまでもこういうことがなかったわけではないが、この町ではそれが徹底されているようだ。かなり歩き回った結果、ようやく交通賓館というホテルで宿泊OKが出る。140元(約2100円)と割高だがやむを得ない。前回のクチャ(庫車)に続いて不本意な宿探しとなってしまった。

このホテルの主人(なのかマネージャーなのか)は安岡力也そっくりの日本語ペラペラのウイグル人で、いかにも営業っ気の強そうな男だ。のちにネットで「トルファン 安岡力也」で検索すると出てくる出てくる、15年前からこの地でツアーあっせんで身を立ててきた人のようだ。早速観光ツアーのお誘いがあり、870元というとんでもない価格を提示される。結局今日と明日の2日間で、今日はアイディン湖(Aydingkol)という湖行きで280元、明日はほかの観光客とともに定番のトルファンツアー200元に参加することになる。特に前者は高すぎるが、ここへ行く人は他に見つからないとの言葉に納得して支払った。実際に観光客はまばらだった。

早速、大型ワゴンを貸し切り状態でアイディン湖へ向かうが、結果的には280元も払っていくようなところではなかったというのが率直な感想だ。湖というより完全に干上がったただの湿地であった。ちょっとした散歩をするには良さそうではあるが、男一人でわざわざ行くところではない気もする。ここの最大の売りは内陸で標高が世界で最も低いマイナス154mという点にある。かつてはもっと大きな湖だったのだが、あまりの日射の強さで干上がって塩と泥の大地になってしまったようだ。トルファンの年間降水量は16.4㎜、これに対し年間蒸発量は2837.8㎜。気温40度以上の日が年間に平均85日あり、最高で49.6度を記録したことがあるそうだ。夏にここに来ると文字通りの酷暑が体験できるらしい。

小1時間ほどぶらぶらしてからトルファン市街へ戻る。夜行列車で寝不足だったのかうつらうつらし始める。ドライバーが気を利かせて座席を倒してくれるので市内まで横になって向かう。

トルファン博物館で降ろしてもらう。トルファンにはかつて恐竜がいたことがわかっており、4万年前からは人間の生活の痕跡も残されている。古生代から人間の歴史まで、時間のスケールが桁違いの歴史博物館を無料で観覧することができる。支配部族ごとの文字の変遷などは興味深かった。当時すでに翻訳というものが非常に重要だったはずだ。

ミイラも多数展示されている。ここトルファンは極端な乾燥、高温といった条件が重なってミイラづくりには最適の気候なのだという。ミイラも作ろうとしてそうなったのではなく、結果的にミイラになっていたというケースが多いのではないかと思ったりもする。

ホテルへの帰り、食堂で早めの夕食。例によって言葉は全く通じないが、筆談ができるのは大きい。町なかで日本の100円ショップ:ダイソーの系列店と思われる10元(約150円)ショップ:ミニソーを発見。品揃えは日本の100円ショップには遠く及ばないが、ずいぶん多くの日本製品が並べられていた。日本の100円ショップの感覚ではなく、若者にも簡単に手の届く日本製品といった位置付けのようだ。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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