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中央アジア:キルギス観光 ビシュケクからカシュガルへの移動

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中央アジア:キルギスの首都ビシュケクで迎える最後の朝。昨日いちかばちかでチャレンジしたソンクル湖行きがあえなく撃沈したことで、キルギスでの日程を切り上げて次の訪問国:中国へ移動することにした。最初の訪問地は新疆ウイグル自治区にあるカシュガル(喀什)でこれまでの滞在地と同じイスラム色の強い地域である。当初の予定ではキルギス南部のオシュへ移動してから国際バスで国境を越えてカシュガルへ向かうつもりだったが、中国ビザの入国期限が迫っていることと、たまたま航空券が安く手配できたことからビシュケクからカシュガルへ空路移動することにした。18:40ビシュケク発23:00カシュガル着でペガサスエアラインズというトルコ最大手のLCC(格安航空会社)のフライトである。

夕方まで時間があるので、今回の宿Bishkek Guest Houseのご厚意でそれまで追加料金なしで部屋を使わせてもらう。ウイグル自治区内の観光情報の収集や、今回到着が深夜のため現地で宿探ししている暇がないので宿の予約など、もっぱら室内にこもって過ごす。15:30頃、別室で宿のスタッフがお祈りをする声が聞こえてきた。コーランを詠唱しているのだと思うが、まるで歌っているかのような心地よい響きだ。

夕方、空港行きの380番マルシュルートカで空港へ向かう(50ソム=約75円)。乗り場がわからずかなり手間取った。車窓から最後となるであろう町の景色を見るともなしに眺める。しばらくロシア語圏にいるので、道路の標識に書かれた「CTOП」が「STOP」なのだな等々少しずつ読めるようになってきた。夕方の帰宅ラッシュと重なり、渋滞と満員の乗客が乗り降りするので到着までに予想外に時間がかかってしまった。ビシュケクには2つ空港があるようでそれも後で知ってひやっとしたのだが、国際線は北側のマナス空港からの出発となるようだ。空港自体は国際空港とは思えないぐらい小さいもので内部がわかりやすくて助かる。

出発2時間前ぐらいに空港に着いたのだが、1時間半前になってもチェックインカウンターに誰もおらず搭乗手続きが始まらない。ようやく始まったチェックイン手続きのあと、3重の厳しいセキュリティチェックを受けて出発ゲートへ向かう。手荷物検査は非常に厳格だったが、日本人だからということで甘めにしてもらえた感はあった。日本のパスポートに感謝である。

出発ロビーの売店で最後のキルギス食サモサ50ソムをいただく。カシュガル到着が深夜ということで、可能であれば迎車をお願いしようとカシュガルの宿に電話するもタクシーで来てくれとのこと。宿に着くのが午前1時ぐらいになりそうなのでドアを開けておいてくれるようにとだけお願いする。

搭乗が始まると出発ゲートから飛行機までまるでメトロのような形の近代的なバスで向かう。乗客は全部合わせて50人もいるかどうか。機内の数分の1しか座席が埋まっておらず、自席の周りも前後左右すべて空席である。機内のどこかで男が低い声でコーランを詠唱している。

数日前までいたカラコルの南、国境線近くの山岳地帯を飛ぶ。昼間であれば眼下に凄い絶景が見えただろう。駆け足のキルギス滞在で真っ先に思い出されるのは、ジェティオグスで雪まみれになりながら車を拾ってくれたクマールさんはじめ、親切にしてくれた現地の人たちのことだ。どうしてもまた来なければならないと思う。

2時間余りのフライトで無事カシュガルに到着し、時計を2時間進める。入国係官がこちらのパスポートを見て「おい、日本人だってよ」とでも言っているかのように顔を見合わせて何か言っている。思いのほかスムーズに入国手続きが完了し、空港の外で客引きしている運転手と交渉して30元(約450円)で行ってもらうことになる。同乗者はキルギス帰りの中国人と明日帰国するという日本人男性の2人。久しぶりに日本語で話す。ビザ不要のカザフスタン、キルギス、中国へ行ってきたそうで、キルギス南部の町:オシュが良かったという。人柄が素朴で、現地の老人などこちらが日本人とわかると大歓迎だったそうだ。

30分もかからず宿付近に到着。宿の場所がわからずまごついていると、道路工事の作業員が場所を教えてくれる。今回の宿はカシュガルのオールドタウン(古城)にある喀什老城青年旅舎(Kashgar Old Town Youth Hostel)で8人部屋ドミトリーで1泊40元(約600円)。相部屋は若い中国人男性ばかりだったが、その中で年長の男性が片言の英語でこちらに話しかけてくれる。どこから来たかと問われ、キルギスのビシュケクと答えたがキルギスという国名すら知らないという。国境を接する隣国の名前すら知らないというのは、それだけ外の世界への関心がないということなのか。もしくは政府が不適当と判断した情報が遮断されているため知らないということか。後者の可能性が高いように思える。全く別の国に来たのだなということをこんなところで実感する。宿泊手続きなどが終わるともう午前1時半。早々に床に就く。

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