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インド悠久の旅 カニャクマリ(Kanyakumari)からヴァーカラ(Varkala)へ

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3月11日(土)

インド亜大陸最南端のタミルナドゥ州:カニャクマリ(Kanyakumari)からケララ州:ヴァーカラ(Varkala)へ移動する。駅まで歩いていく途中トゥクトゥク(乗り合いオート三輪)に声をかけられ40ルピー(約70円)でOKするが何のことは無い、もう駅が目の前のところまで歩いて来ていた。無駄金を使ってしまった。

駅で10時半発90ルピー(約150円)の列車Bangolore Expressを予約。2等車は超満員だが、今日はスリーパー(寝台)席を購入したのでこちらの車両はガラガラだ。開け放しの窓から吹き抜ける風が心地よい。ベッドが4つあるひとつのコンパートメントを独占できる。ほどなく次の駅Nagarkoilに停車。カニャクマリへ向かうバスが途中ここに停まった時にも感じたが、こちらの町の方がはるかに大きく栄えている。

3時間ほどでヴァーカラに到着。チャイ10ルピー(約17円)を飲んで一息ついてからバス70ルピー(約120円)で予約済みの宿へ向かう。駅を出て目の前に何台もバスが停まっておりどのバスに乗るのか皆目わからなかったが、運転手に片っ端から聞いて目指すバスを探し出す。

本日の宿:Athira Gardens、1泊450ルピー(約770円)。大きなアパートのような造りで、3室がひとつの居室内にあり共通のドアから入った先に各部屋のドアがある。3室の共有ではあるが広い居間やバルコニーもある。

宿から歩いて5分の海岸へ行ってみる。道中、ハイビスカスとブーゲンビリアが花盛りでまるで沖縄のようだ。ここヴァーカラはチベット人が拓いた町だということで確かにチベタンレストランが多い。ここはヨガやアーユルヴェーダ(南アジア発祥の伝統的な医療)を学ぶ場所としても有名だそうで、それも欧米人観光客を惹きつける理由のひとつだろう。

ビーチに何軒かある食堂で遅い昼食。

スリランカで出会った日本人男性がまだここヴァーカラに滞在中ということで、夜合流する。海岸を見下ろす崖の上に立つカフェから夕日を眺める。蚊がものすごく線香を持ってこなかったことを後悔する。

夕食はチベタンレストランで。取れたての魚が並ぶがどれもなかなかの値段だ。モモ(チベット版餃子)、チョウメン(チベット版あんかけやきそば)などチベットならではの料理を頼む。

3月12日(日)

朝から海岸は大勢の人出で、あちこちでインド人の団体が何やらヒンズー教の儀式らしいものを行っている。何人もの人がひとりの男性から祝福を受けている様子。

ビーチの食堂で朝食。宿の周辺にはほとんど食事できるところがないため、食事のためには必ず海岸に来ることになる。

昼もビーチにあるまた別の食堂で。

ここヴァーカラはまだ一部の欧米人に名が知れている程度のようでそれほど人が殺到していないので、過度な開発もされておらず今がちょうど良いバランスのように思える。数年後にはどうなっているだろうか。

夜、昨日の日本人男性が延泊したため再び一緒に夕食。

この日以降、欧米人観光客を見習って極力何もしないことにするが何とも落ち着かない。日本人らしい貧乏性と言うべきか、ただ何もないゆっくりした時間を味わうのが不得手だ。この期間は食事ぐらいしか写真も撮っていない。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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