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ベトナム旅行 ホーチミン(Ho Chi Min)

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1月28日(土)

ベトナム中部の観光都市:ホイアン(Hoi An)で旧正月を迎える。昨夜の大晦日は年越しの宴会でさんざん飲み食いした。後片付けが大変だったのだろう、宿のおかみさんは今朝もだるそうである。それでも昨夜の残りで朝食を作ってくれる。

年越しと言ってもここベトナムは穏やかなものだったが、中国は例年通り爆竹が鳴り響く大騒ぎだったそうで、今回の旅で知り合った中国人たちからたくさんの実況動画が送られてきた。似通った文化背景がある両国だが、それぞれの騒ぎ方には民族性の違いが表れているようだ。ベトナムでは元日に特別なことをするわけではないようだが、テーブルには人数分のティーカップが並べてあり、朝一番でお茶を飲むというのは恒例なのだろう。

今日も快晴。昨日海岸へ出かけて思いのほか日焼けしたようでシャワーが肌にしみる。ベトナムでの滞在期限が迫っており、このあと人と会う予定もあることもあって、ここから一気に南部最大の都市ホーチミン(Ho Chi Min)へ向かうことにする。オンラインで今日の午後の航空券(18:25発19:40着)を予約する。本当に良くしてもらった宿の人と名残りを惜しみつつ別れる。

ホーチミンへは空路で向かうことにし、ダナンまで戻って国内線に搭乗する。宿近くのダナン行きバスターミナルBen Xe Buyt Hoi Anへ行ってみると全くバスも車も停まっていない。どうも正月ということで運休しているらしい。ターミナルには、ベトナムで英語教師をしているというイギリス人2人、地元の男女2人、中国人カップルの計7人がおり、全員で車を探そうということになる。タクシーと交渉するも1人当たり150000ドン(約750円)と正月早々ぼったくり価格の提示だ。通りがかった大型バンと話して1人当たり50000ドン(約250円)で交渉成立。誰よりも地元の2人が安どの表情をしていた。

空港近くで降ろしてもらい搭乗手続きへ向かう。ベトナムで初めてのフライトはViet Jet Air。LCC(格安航空会社)の常で、直前になっての搭乗口変更や遅延もあったが無事機上の人となる。今朝の予約時点では空席がかなりあるようだったが、乗ってみると満席。LCCに特別なサービスを期待はしないが、それにしてもスチュワーデスは全員カリカリしていてこちらも何となく落ち着かない。

離陸時のダナンの夜景、光の海が美しかった。

うとうとしているうちに1時間強のフライトであっという間にホーチミンに到着。国内線到着ロビー前に49/109番バス乗り場があり、これに乗って宿が集中するベンタン(Ben Thanh)というエリアへ行きたいのだがなかなかバスがやってこない。このバスに乗りたい人は他にも数人集まっており、みんなと話してどうやら元日運休らしいという話になる。時刻は既に22時近くになっている。そのうちのひとりがUber(専用アプリで車を呼ぶことの出来る配車サービス)で車を手配し、4人でシェアして1人あたり25000ドン(約130円)。聞いてはいたが、なるほどこれは便利だ。

宿探しが難航する。ここホーチミンはおそらくベトナムで最も料金の高い部類だろう。どこでも希望価格帯を告げると「はあ?」という顔をされる。

今日の宿:New York Thien Phuc Hotel、1日16ドル(約1800円)。

道路脇の屋台で遅い夕食35000ドン(約180円)。美味かったのだが結果的には(おそらく)これが原因で軽い食あたりになってしまった。

ここホーチミンはベトナムのほかの町とは全く趣きの違う町だ。交通の流れは整然としており、聞き慣れたクラクションの洪水が全く見られない(正月だからかもしれない)。客引きもしつこさが全くなく、いかにも都会然としている。ものすごい数の欧米人観光客がおり、夜遅くまで大騒ぎしている。おそらく一晩中大勢の人が外に出ているはずで、そういう意味では安全とも言える。ここで長期逗留(いわゆる沈没)する人も多いだろう。ベトナムの北・中・南部それぞれが全く異なっているというのは確かに当たっているかもしれない。実際それぞれの地方の人同士では言葉が異なるので会話も難しいとか(標準語はハノイの言語)。北部では日本人かと見まがうような顔立ちの人も多かったが、こおでは皆無。周りの環境のあまりの変わりように、泥道を自転車でトロトロ走っていたのが遠い昔のように思える。

1月29日(日)

朝、近所のバインミー(ベトナム版ホットドッグ)20000ドン(約100円)で朝食。日本のコンビニのサークルKがあり、日本製チョコが日本の2倍の値段で売られている。

夕食136000ドン(約700円)。ものすごい観光客価格。

1月30日(月)

朝から激しい下痢と腹痛。おそらく一昨日の屋台飯が原因だろう。フォーなどに入れる生野菜に耐性がない場合も同様に食あたりになるらしいが、ここまで何週間もベトナムで食事をし続けているのでそれはないだろう。

夕方になってようやく回復し夕食。シーフード鍋(Hot Pot)の店。エビだけ頼んだつもりだったのだが、なぜかかに鍋と野菜とヌードルも追加される。

1月31日(火)

宿を移動する。値段はそれほど変わらないが、前の宿は窓無しの部屋だったので少しは開放的になった。

今日の宿:Lin Phung Guest House、1泊15ドル(約1700円)。これまでの宿とは違い、奥まった場所にあるので静かで良い。この宿は医院も兼ねており、時々1階で診察している。

サイゴン大聖堂→市庁舎→オペラハウスと見て回り、そこから海岸沿いに歩いて宿へ戻る。

サイゴン大聖堂

サイゴン市庁舎

オペラハウス

平日にもかかわらず多くの人出で賑わっている。こんなところで日本文化が浸透しているのを目撃した。

町なかは重厚な歴史ある建物と最新の高層ビルが同居しており、今のホーチミンの町を象徴しているよう。途中、地元の女性にベトナム人と間違われ道を聞かれる。ハノイ以来の出来事だ。

夕食を食べに宿近くのレストランへ。店内にはベトナム流書道(おそらくベトナム語)の作品が飾られている。縦長の半紙に横書きされており、素人目にも達筆に思える。

2月2日(木)

近所のバインミー屋が美味くて連日通っている。

夜、ハロン湾で知り合ったフランス在住ベトナム人女性と食事。パリでレストランを開くに至った経緯や数十年ぶりにベトナムを訪れるに至った経緯など話してもらう。父親が亡くなったことと自身の大病が大きな契機になったのだそう。自分の生まれた年を聞いてすぐに干支を言い当てたことには驚いた。ベトナムも日本と同じ十二支を使っているのだそうだ。気付くと日付が変わっている。パリでの再会を期して別れる。

明日スリランカへ飛ぶことにする。本来はこの後もまだ東南アジア諸国を巡る予定だったが、インド・スリランカが酷暑期になる4月までにこの2カ国を先に回ってしまおうという魂胆だ。ベトナムで見つけて散々飲んでいたお気に入りのインスタントベトナムコーヒーを箱買いしてスリランカへ渡る。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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