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エベレスト街道単独トレッキング24日目:ナムチェからターメ

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2回目のクムジュン(Khumjung)宿泊の朝。日の出とともに屋根の霜が一斉に溶けてしたたり落ちる。今日はターメ(Thami:3750m)へ向かう。エドモンド・ヒラリー小学校の横を通ると休み時間なのか子供たちが校庭で走り回っている。

クンビラ(Khumbi-La:5673m)に抱かれるクムジュンの村
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村を出て小高い丘に登り、最後となるであろうエベレスト・ローツェの勇姿を眺める。
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ナムチェバザールとターメの分岐点の看板を境に坂を下り始める。ヘリコプターの音がやけに近いと思ったら、すぐ下の断崖絶壁の平らになったわずかのスペースにヘリが停まっている。この地では急ぎで何かをしなければならない場合ヘリしか選択肢がないであろう。こんな危険な場所で離発着しているのは世界でもここだけではないだろうか。

出発から2時間、若干のアップダウンの後、よく似た名前のターモ(Thamo)に到着。ここで昼食にする。シェルパシチューが美味。

これよりさらに進むと電線が張り巡らされており、さらに奥には水力発電所がある。
今日は陽が陰りがちでことのほか寒い。ターモの食堂のおかみさんいわく1時間で着くとのことだったが、全くそれらしい気配はなくどうやら道を間違えたらしい。丘の上に登ると川の対岸に集落らしきものが見えるが、谷が深く渡る術がない。霧も深くなり薄暗くなってくる中、ずっと先に進んでようやく橋を見つける。

ようやくターメに到着。川近くの谷地ということで深い霧に包まれ30m先も見えない状態。
本日の宿 バレービューロッジ:Valley View Lodge(1泊100ルピー)
主人はクムジュンの隣村クンデにあるこの辺で唯一の病院の、2名しかいない医師の1人だそう。
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村を歩いてみるとここにもエドモンド・ヒラリーが建てた小学校があり、80人ほどが学んでいるとのこと。やはり子供がいる、学校があるということで、ここはただの観光地ではなくあくまで人が生活をする場なのだと実感させられる。寒さに耐えきれず早々に宿に戻る。

同宿者のうちオレゴンから来たというアメリカ人女性が、かなりハードなトレッキングを敢行している。6000m近い峠を何ヶ所か越え、ほとんどがテント泊で今日は貴重な数少ないロッジ泊だそう。ガイド、ポーターにコックまでついていて、何とも大がかりだ。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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