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アンナプルナトレッキング6日目:デウラリ

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昨日までの豪雨が嘘のように晴れ上がる。

早速出発する。
この村はこの近辺で最も宿泊施設が集中する場所のようで、
歩き始めはずっと宿を横目に見ながら歩く。

やがて、深い渓谷の底に向かう長い階段にさしかかる。
帰路はここを登るのかと思うとうんざりする。

谷底にはニューブリッジと名付けられた吊り橋が、豪雨で激流と化した川にかけられている。
ここからは一転して厳しい登リ階段が続き、登り切ったところがシヌワ(Sinuwa)という小さな集落。
これより先は肉類の持ち込みが厳禁される聖域(Sanctuary)となる。

深い渓谷を流れる川に沿って歩く。左右は巨大な壁が延々と続く。
遠かった霊峰マチャプチャレがどんどん近づいてくる。
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マチャプチャレとは現地の言葉で「魚の尻尾」を意味するそうで、そう言われると頂上付近が二股に分かれて尾ひれに見える。

昼頃、宿泊予定地のドヴァン(Dovan)に着くが、ガイドが予約したはずの部屋が無いとのこと。
仕方ないのでこのまま登り、バンブー(Bamboo)を過ぎて翌日の予定地デウラリ(Deurali)にたどりつく。
ここで部屋がなかったら、と考えるが、幸い3ベッドの相部屋で泊まれることになる。

到着直後は深い霧に包まれていたが、霧が晴れると巨大な尖峰を眼前に見ることができる。
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さすがに3000mを超えているだけあって、寒さも景色も昨日までとは違っている。
ダウンジャケットだけでなくダウンパンツも履いて寒さをしのぐ。

食堂などはきれいに整えられており快適である。
同じトレッキング会社のひとつ前のグループがここにとどまっており、
皆あまりの寒さに食堂でも寝袋にくるまっている。

ポカラへ車で移動するときに同乗したガイドがこのグループの担当で、思わぬ再開を喜び合う。
本当はベッドの空きはなかったのだが、彼の計らいで1ベッドだけ用意してもらえたとのことでひたすら感謝。

相部屋は日中韓3ヶ国語がペラペラの李さんと、英語が多少話せる金さん。
李さんは東京:三田で数年働いたことがあるとの事で日本語に全く不自由しない。
金さんとはお互い怪しい英語でコミュニケーションをはかる。
ここにガイドのBishnuが加わると、何語で話しても常に誰かが誰かに通訳しなければならない状態になる。

宿の食堂はまさに多国籍で、世界中あらゆる国籍の人たちが一同に会している。
客の夕食後、ようやくガイドたちの夕食が始まり、それが一段落したと思ったら
食堂で寝る人がかなりいるとわかる。
ベッドがなくてもいいから泊まりたい場合、食堂でということになるようだ。

部屋に戻り寝なければと思うほどに目が冴えてくる。
悶々と他の2人のいびきを聞きながら夜が更けていく。

本日の宿 ニューパノラマゲストハウス:New Panorama Guest House

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