You are here:  / 2016_キルギス / 世界一周 / 中央アジア:キルギス観光 カラコルへの移動

中央アジア:キルギス観光 カラコルへの移動

Pocket

今日は中央アジア:キルギスの首都ビシュケクから、イシククル湖東岸の町:カラコルへ移動する。

ビシュケク西バスターミナルの裏手にバスやマルシュルートカ乗り場がありそちらへ向かう。道路に面したバスターミナルの表側は乗り合いタクシーが占拠しており非常に騒がしいが、裏手に回るとこちらはひっそりとのどかな雰囲気。14番乗り場からカラコル行きのバス(マルシュルートカ)が出発すると周囲の人に教えてもらう。この国でも困っていると多くの人が手助けしてくれる。

6時半から23時まで概ね30分から1時間に1本カラコル行きが出ており、料金350ソム(約520円)。チケット購入は不要でドライバーに直接支払う。タクシードライバーには「車チャーターの方が楽だし早いし広い」と誘われるが、マルシュルートカには荷物を入れるスペースも十分あり全く問題ない。この表示で「カラコル」と読む。英語のアルファベットと読み方が違うのでなかなか難しい。

ほぼ満員状態で出発し、絶景を右に見つつやがて急なカーブをくねくね下る。しばらくするとバルクチ行きの線路と並行する川を右に見て走り始める。

やがてイシククル湖が右側に大きく姿を現わしてくる。標高1600mにあるこの湖は周囲を高い山脈に囲まれており、どの方向を向いても高い山がそびえている。

この旅を始めて以来久々に川の流れを見た気がしてなぜかほっとする。

その後も絶景が続く。

結局休憩一切なしでイシククル湖の北岸を6時間400㎞以上突っ走ってカラコルに到着。少しでも食べ物を準備しておいて良かった。道中、馬に乗った男を多く見かけ、さすが騎馬民族の国と感心する。

ビシュケクの宿でアルジェリア系フランス人に勧められていた宿:Teskey Guesthouseまで歩いて向かう。これが予想外にバスターミナルから遠くずいぶん歩くことになった。800ソム(約1200円)朝食付き。きわめてきれいな宿で申し分なし。日本人が泊まることもよくあるそうで、宿ノートには10年前に宿泊した日本人の感謝のメッセージが日本語で記されていた。

オーナーのタライ氏は英語が話せるのでアルティンアラシャンへの行き方など教えてもらう。

アクティレクバザールからミニバス350番に乗って行く。350番バスはAkusul村に行くものとAkusul Sanatriumに行くものがあり、後者に乗るようにとのこと。30分ごとにバスは出ており、サナトリウムへ行く手前のジャンクションで降ろしてもらう。そこまでの所要時間は40分程度とのこと。

アルティンアラシャンにはロッジが5軒ほどあり、最安は250ソムのヤクホテル。たいていの人はアラコル渓谷→アラコル湖→アルティンアラシャンのルートを取るがテント泊が必要となる。それでもこのコースをとるのは、湖直前に待ち受ける傾斜60度と言われる急坂を登るのを避けるためだが、今回は宿泊するわけにいかないのでやむを得ず逆ルートを行くことにする。

夕暮れ直前、宿の周辺を少し歩いてみる。ここキルギスでもウズベキスタン同様、子供が自分より年下の子供を抱きしめる光景が見られ微笑ましい。戦没者記念公園と思われる、いかにもヨーロッパ的な公園がある。レリーフに1916と記載があったからロシア革命時の戦争か。勝利公園と言うらしい。

歩いている途中で出くわしたロシア系レストランで夕食。カラコルは中心部まで行かないとなかなか食事する場所がない。ここは町のはずれなので食事できる場所が限られる。店内で流れているTVがRU TV、ドメインも.ruとここキルギスでも未だロシアの影響が強いようだ。スープ(Shorpo)とbadanjiというタイ料理のような米・チキン・スパイス・野菜のセット、生ピーヴァ(ビールのロシア語発音。「ビール」は全く通じない)も注文する。

宿へ戻る途中の店でビール(ピーヴァ)を購入。ウズベキスタンでは酒を置いてある店が限られていたが、ここではおおっぴらに売られている。明日はアルティンアラシャンまで、この旅で初めてのトレッキングだ。

Pocket

LEAVE A REPLY

Your email address will not be published. Required fields are marked ( required )

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

スポンサー

今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

Language