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中国西域への旅 雲南省:麗江(リージャン)観光

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今日は雲南省:麗江(リージャン)の朝。ここ最近の、山に囲まれた村とは違いここ麗江の朝は早い。8時にはすでに多くの車が行き交い、空も明るい。9時頃までは往来の多い状態が続いている。快晴だが昨日と比べるとかなり寒い気がする。

宿の隣の食堂で朝食。肉茄子蓋飯15元(約230円)。

今日は壁画で有名だという近隣の白沙村へ出かけてみる。宿の女性からは11番→6番バスと乗り継げばよいと教えてもらう。しかしどこでそのバスに乗ればいいのかが全くわからず、周囲の人に聞いてもはっきりした答えが返ってこない。バス停で見ていると地元の人でも不慣れな場所へは乗り継ぎ方法がよくわかっていないようで、何の説明も案内書きもない。

結局、七星一街という中心街、繁華街らしき場所まで歩いてここで6番バスに乗る。料金1元(約15円)。白沙郷人民政府(白沙壁画)バス停で下車。

入場料30元(約450円)で白沙壁画を見る。正直なところここは全く心に響くものがなかった。ここが悪いわけではなくこちら側の問題なのだが。玉龍雪山のトレッキングと白沙村、どちらにするか迷ってここを選んだのだが失敗だったかという後悔の念が湧き起こる。

周辺を少し歩いていると刘美芝さんというおばあさんに声をかけられ、茶でも飲んで行け、飯でも食っていけと家に招き入れられる。ここを旅人が通ると声をかけているようで、これまでの旅行者のメッセージが書かれた膨大なノートの束を見せてくれた。

バスで七星一街に戻り、東巴(トンパ)博物館へ足を運ぶ。現存する唯一の象形文字であるトンパ文字は実に不思議な文字である。身体やものの形や動きをそのまま文字にした表象文字で、まず完全な象形文字であるトンパが生まれ、この文字体系は1400ほどの頻出語からできていたらしい。その後ゲバ文字が現れたのだそう。

現代の漢字も崩していくとトンパ文字のような表象文字に近付いていくのだろうかと考える。今の若い書道家の中にはこれまでの書の概念を壊してそこからはみ出しつつあるような人たちが多く、もはや書道と言うより抽象絵画に接近しているような作品は見ていて非常に面白い。抽象度をさらに突き詰めていくとトンパ文字のようなスタイルに行き着くのか、などなど門外漢が好き勝手に想像している。

17時前には閉館で全員追い出される。

隣接する黒龍譚(Black Dragon Pool Park)を歩いてみる。古城維持費として黄色いチケット80元(約1200円)を購入させられる。昨日昇った万古楼と玉龍雪山が青空に映える。

ここ黒龍譚は水をたたえた広い庭園となっていて、大勢の中国人観光客が思い思いに時間をすごしている。池と建物と玉龍雪山の組み合わせが色々な景色を提供してくれる。

この町は毛沢東の写真や像を飾っているところを多く見かけ、これまでのチベット圏とは違い「中国」に来たのだと強く思わされる。

すっかり暗くなると、古城はライトアップされ、土産物屋の女の子たちが叩く民族楽器(太鼓)の音とクラブ系の音楽、集団伝統舞踊の音楽が入り乱れかなり騒がしい。迷路のような古城を抜けて宿へ戻る。風邪を引きかけているようで夕食抜きで早々に床につくことにする。

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