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中国西域への旅 甘粛省 嘉峪関(ジアユグアン)から張掖(チャンイー)へ

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中国甘粛省の嘉峪関(ジアユグアン)で万里の長城の観光を終え、今日は次の目的地:張掖(チャンイー)へ移動する。その前に昨日再トライしていたSIMカード購入についてChina Mobile店舗へ可否を確認に行く。結果、パスポート提示だけでSIMカード購入OKとなった。3GB:268元(約4000円)プランで、今月分は半額で良いとのこと。この辺が日割りできっちりしていなくてアバウトで良い。中国滞在が来月中旬までの予定なので来月分も同様に半額を支払えばよいそうだ。色々な人のブログを読むと、つい最近までは外国人のSIM購入は容易だったのが、ここへ来て急に厳しくなってきているようである。中国は本音ではあまり外国人に来て欲しくないのかも、と勘繰ってしまう。

嘉峪関長距離バスターミナルから張掖までのチケットを購入。15時発で53元(約800円)。

出発まで時間があるので辺りをぶらついてみる。租房と書かれた広告が貼られており、80㎡以上で月800元(約12000円)で家が借りられるらしい。ワンルームマンションの場合4万元(約60万円)、高級マンションで1㎡あたり4000元(約6万円)から購入できるようだ。国土が広いだけあって中国の所得水準を考えても住居費はやはり安い。

近くの清真(イスラム)食堂で肉抓飯を注文。付け合わせのサラダが猛烈に辛く、何の辛さかもわからないままただ舌だけがヒリヒリする。

食堂のテーブルにはシールが貼られており、「食べ物は無駄にせず、食べ残しは持ち帰ろう」という標語が書かれてある。もともと中国では出された料理をすべて食べ切るのが美徳とされていなかったと聞いたことがある。客が食べ物を残すということは、もてなす側が十二分に食事を提供してくれたのでもう食べられません、満足しましたという暗黙の意思表示だったようで、完食するともてなしが足りなかったということになり失礼にあたるらしい。そのため必要以上の量の料理を提供するのが慣習となっていたのだが、それを中国全体で変えようとしているらしい。今回の中国の旅のあいだ、実に多くの食堂で同様の標語を目にした。

定刻にバス出発するも客席はガラ空き状態。途中、中国版新幹線:西部高鐵に追い抜かれる。こうしてバスで旅していると、中国の町と町の間には何もない広大な土地が果てしなく続いていることがよくわかる。中国の人口は日本の10倍以上だが国土面積は25倍、相当に土地は余っているのだろう。

出発から4時間半ほどで張掖西バスターミナルに到着。バスターミナルに隣接する桃源居商務賓館(70元)に宿泊することにする。

宿のすぐそばの清真(イスラム)食堂で蒜苔肉蓋米飯13元。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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