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インド悠久の旅 ビジャプール(Bijapur)観光

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インド南部カルナタカ(Karnataka)州のビジャプール(Bijapur)で朝を迎える。昨日の到着以降この町に居心地の良さを感じていたので宿に延泊をお願いする。昨日のチェックイン時刻が15時なので明日の15時チェックアウト(南インド特有の24時間滞在制)だが、明日のバスが夕方発だと話すと16時チェックアウトでも構わないと言ってくれる。

今日はゴール・グンバズ(Gol Gumbaz)という、この町で最大の見どころに向かう。少し距離があるがバスで行けるらしい。町で人々に聞いてみると、バスは ターミナルからではなく カンディチョークから出発するという。朝食に屋台でAnda Rice 20ルピー(約35円)を食べるがこれが美味い。

宿のすぐそばにもこのようなモスクがあり、ここはやはりイスラム色の強い地域だと改めて実感する。

道端に道具を広げて何やら修理の仕事をしている男性がじっとこちらを見て何か言いたそうである。何かと思ったら「俺たちの写真を撮ってくれ」。もちろん喜んで撮影させていただく。

ぶらぶら歩いていると変な建物が目に入ってきた。Bara Kamanという、柱をアーチでつないだような形状の不思議な建造物だ。大半のアーチ部分は既に崩落してしまったのだろうが、往時はどれほど壮観だっただろうと思う。今でも十分に不思議さを醸し出している。学校から帰る途中だという8歳の男の子が、ここは昔はもっと高層建築だったんだよとどこか誇らしげに説明してくれる。

少し離れて見てもやはり奇妙な建築物である。ここを訪れる地元の人が思いのほか多いのも意外だった。曲線状のアーチがまるで龍のようにも見える。

ここも学校帰りの少年たちの格好の遊び場のようである。外国人相手に物怖じもせず話しかけてくる。

バスで向かっていたらこんな遺跡の存在に気付かず素通りしているところだった。その後も2匹目のドジョウを狙ってぶらぶらと歩く。結局、途中でスイカを買い食いしたりと散歩がてら歩いているうちにゴール・グンバズ(Gol Gumbaz)へ着いてしまった。ここはさすがに有名観光地で入場料も200ルピー(約350円)取られる。金曜休でそれ以外は17:40という半端な時間まで開館している。とにかく建物の巨大さに目を奪われる。

狭い階段を登って最上階まで上がることができる。1階上がるごとに外壁の精巧な造りが間近に見える。

内部のホールは天井に音が7回こだますると言われていて、観光客がそこらじゅうで叫びまくっていてうるさいことこの上ない。大人も子供も関係なく、大人数が一斉に叫んだり手を叩いたり。マイソール(Mysore)で会ったビジャプール在住の男性にどれだけこだまするかをぜひ試せと言われていたのだが、これだけ騒がしいとどれぐらい反響しているのかもよくわからない。

屋上をぐるっと一周まわることができる。至るところに精緻な細工が施されている。

外から見るとこのとんでもない大きさの建物をどうやって300年以上も前に造ることができたのかと思わずにはいられない。建物の周りをぐるぐる廻って眺めているだけで飽きることがない。

Gol Gumbas本体の前の建物は博物館になっている。これもまた建物自体が印象的な造りである。

ここからそれほど遠くない場所にあるジャマー・マスジッド(Jama Masjid)へ足を伸ばしてみる。この通りはジャマー・マスジッド通りというぐらいなので、周辺にも多数のモスクがある濃厚なムスリム街で、辺りはチャドルをかぶった女性でいっぱいである。ほどなく到着したジャマー・マスジッドでは中庭にある1本の木や建物の陰で涼む人の姿が見られる。

一応入る時に自分は仏教徒だが入っても良いかと許可を得てから立ち入っているのだが、中庭で座っているとひとりの老人が近寄ってきて出て行ってくれと言われ、ここを立ち去ることにする。その後、通りにあった別のモスク(遺跡指定されているようだったが)でも入場を拒否された。

宿への帰り道、 Panina Mahalという、外観が非常に印象的なモスクがあったが念のため中に入るのはやめておいた。門のそばにいた男性は入って構わないという身振りをしてくれたが、無用なトラブルは避けたいし、誤解であれ何であれ彼らの宗教を冒涜している外国人観光客と思われたくない。

子供たちが通りに出て遊んでいる。外国人とカメラが珍しくてすぐに駆け寄ってくる。

丸出しである。

女の子がちょっと待っててと言って家に戻ってすぐに出てきた。ふだんは裸足なのだが、お気に入りのサンダルと一緒に写真を撮って欲しかったらしい。

前日Asar Mahalで写真を撮った少年の友達だと言う男の子が自分も写真を撮ってくれと言ってきた。小さな町なので妙な外国人の行状などはすぐに知れ渡ってしまうようだ。彼はなかなかポーズにうるさかった。この通り沿いの子供たちはみな人懐っこくさかんに声をかけてこられてこちらも大忙しである。

夕食に宿の隣の食堂でエッグビリヤニ(インド版炊き込みご飯)80ルピー(約140円)。店員が外国人のこちらに興味津々で色々質問してくる。散々聞かれた挙句「Welcome to India」。今日1日だけでこの台詞を何度言われたことだろうか。

辺りにはワインショップがあり、ビール330ml缶が100ルピー(約170円)で売られていて、そうするとこの一帯はムスリムエリアではないらしい。当然ながら生ぬるいビールである。キンキンに冷えたビールときちんと凍ったアイスクリームはインドにはほぼ存在しない。冷蔵庫の質が悪いなどの理由ではなく、ひとえに電力事情のせいだろう。

インドほど電力事情の劣悪な国も珍しいのではないか。停電は頻発する、電圧も安定しない、これだけの大国でこの電力供給状況は異常である。先日、電力大臣が電力不足の問題はついに解決したと意気揚々と記者会見を行ったそうだが、その会見途中にも停電が起き、大臣は「今日出かける時に妻からも電力問題はそう簡単なことではないのよ、と釘を刺されていたんだ」と言って何とかジョークで乗り切ったらしい。隣国のネパールやブータンには主要な輸出品目として自国で発電した電力というものがあるのだが、インドのこの状況を見るとうなずけるものがある。この暑さの中、唯一の頼みの扇風機が止まるともう逃げ場が無い。この不安定な電力事情という一点だけでインドで暮らすのは難しいなと思ってしまう。

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