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中国西域への旅 雲南省:麗江(リージャン)から大理(ダーリ)へ

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今日は雲南省:麗江(リージャン)から大理(ダーリ)へ移動する。雲南省を旅行する場合、ほとんどの人がこの2ヶ所は必ず訪れるのではないだろうか。大晦日の今朝も町の雰囲気はいつもどおり。中国では年末年始というのは旧正月のほうが重要で、12月31日から1月1日という時期はそれほど重きを置かれていないのかもしれない。

まだ人出の少ない古城を歩いてみる。昼の喧騒が嘘のように静かで、これがこの町本来の姿なのだろうと思う。目覚める前の古城通りから玉龍雪山を眺める。

宿近くの、昨日からよく声をかけられた食堂で肉まんのようなものを3個4.5元(約70円)で買う。白い大きなは具なし、小さい白はキノコ(奥から持ってきて見せてくれた)、黄色は具なしでほのかに甘みがある。

韓国人かと聞かれジーペンと答えるも通じず、JAPANでようやくわかってもらえた。「日本人」の呼び方が各地で異なるようで、ジーペンで通じた土地もあったのだが、ここはまた言葉が違うようだ。本当に中国の言語の多様なことには驚かされる。女主人の義姉がオーストラリア人ということもあって少し英語が話せる。

麗江バスターミナルから11時発大理行き80元(約1200円)。どうやら高快車という高いバスのチケットを買っていたようだ。バスターミナルではずっと浜崎あゆみの曲が流れている。こんなところで日本の音楽を耳にするとは思わなかった。

この時刻で気温8度、標高2400mだが随分下ってきたなという実感がある。高所を抜けて気が緩んだのか、風邪を引きかけており咳も出始めた。悪い兆候だ。梅里雪山トレッキングで一緒になったイスラエル人男性が言っていた “When you trek, you only need a piece of chocolate. But when you are boring, you eat a lot. ” という言葉を思い出す。ゆるい環境にいるとついつい甘えてしまうというが、今の自分がまさにそうかもしれない。

彼は「金はすべての人にとって必要だがそれに振り回されてはいけない。どれだけ金持ちになっても『もっともっと』となるような人生には意味がない」とも言っていたことを思い出す。今、自分は世間的にはまっとうな社会人のレールから外れて、金ではなく本当に自分のやりたいことを、という方向に思い切り舵を切ってしまったわけで、今の自分には違った響きを持って聞こえてくる。

バスは南下して大理へ向かうと思いきや、いったん玉龍雪山の方向へ向かって進む。やがて拉市海という湖を右に見て走り始める。麗江へ来るときに通った道をかなり戻っていく。

次いで獅河湾という湖が現れる。麗江は主にナシ(納西)族の町だったが、このあたりは白族の居住地らしい。2時間ほどで休憩。別のバスに休憩中に置いていかれたという2人を新たに乗せて出発する。中国のバス休憩は本当に油断ならない。

大理に着いてバスターミナル手前の中途半端な路上で下ろされる。宿の客引き兼現地ガイドに乗っかって今日の宿大理古城茶花公寓へ。1泊80元(約1200円)。ペット同伴可能の宿として有名なのか、犬を連れた宿泊客だらけ。犬好きの自分にとっては大歓迎だ。

1日観光ガイドのお誘いを断り、大理の象徴と言える3本の塔が立っている場所まで20元(約300円)で乗せていってもらう。入場料121元(約1820円)だが、入場口で買ってもこのガイドから買っても値段が同じということで、それならとガイドから購入。これで彼にはいくばくかの金が入る。

崇圣寺(崇聖寺)三塔と呼ばれるこの塔は9~10世紀に建立されたそうで、大理そばの湖:洱海を東に望む場所にある。三本の塔が整然と立ち並び、背後の大きな湖はどこまでも青い。この時間帯で既にあちこちで爆竹を鳴らす音がする。今夜は大騒ぎになるかもしれない。境内ではネパールで聞きなれた「オムマニペメフム」が延々繰り返される曲が流れている。

この美麗な塔が1000年以上も前に建てられていることに驚く。その美しい、均整の取れた印象的な姿がどれだけ当時の人々の心を惹きつけたことだろうと思う。

参道を山の方に向けて奥に進んでいくと立派な門が現れる。この門は上部に登ることができ、そこからは大理が一望できる。

2番目、そして最後の3番目の門へと進んでいく。

淡い色の花がそこここに咲いており、日本の桜を思い出す。

最後に三塔投影という鏡のような池から塔を眺める。

古城経由火車站(鉄道駅)行きバス2元(約30円)で大理古城(オールドタウン)正門近くまで行く。古城を取り囲む城壁に登ってみると山側にもうひとつ別の塔が見える。ここも観光スポットのひとつらしく、ウエディングドレスで撮影する新婚夫婦の姿があった。今年は大理白族自治州の建州60周年だそうで、観光客誘致にもとりわけ力を入れてきたようだ。古城内を歩いてみるとモスクもいくつか立っている。

宿近くの白族食堂で夕食。今年最後ということもあってふんぱつして白族名物だという海鮮鍋、祖佞砂鍋魚58元(約870円)。白菜、春菊、トマト、もやし、白身魚、昆布、レタス、木耳と日本人にもなじみの食材で、味付けも薄味で和食のよう。体調不良のときはやはり和食に避難したくなる。店内は家族連れでいっぱい。腹いっぱいになって宿へ戻る。

2016年がまもなく終わろうとしている。フィリピン留学から始まって5ヶ月、生来のずぼらもあって予想よりかなり遅いペースで旅が進み、こんなところで年末を迎えるとは思ってもいなかった。良い出会いに恵まれ、多くの地元の人にも助けられ、本当に感謝の一言である。2017年も地元に密着した、地に足のついた旅ができればと思う。体調を少しでも回復させるべく、年越しを待たずに眠りにつく。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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