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中国西域への旅 四川省:松潘(スンパン)から黄龍(ファンロン)へ

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四川省: 松潘(スンパン)から黄龍(ファンロン)へ7時発のバス28元(約420円)で向かう。昨日までと比べ明らかに朝の冷え込みが弱い。急カーブの連続する山道で車酔いの乗客が続出する。結局1時間半近くかかって黄龍(ファンロン)へ到着したが、下車したのは自分だけで他の乗客はすべて観光客ではなく地元の人だったようだ。

入場口まで降ろされたはいいものの9時まではすべての扉が閉ざされている。食事できる場所ぐらいはあると思っていたのだが当てが外れてしまった。警備員を見つけて交渉してオフィスのドアを開けてもらい、カップラーメン10元(約150円)を購入するが辛くて食べられない。11月16日からオフシーズンに入ったそうで料金が下がっているが、それでも入場料140元(約2100円)と破格の値段である。

9時の開門を待って入場する。ここではチケットを買わず、まず無料バスでケーブルカー乗り場まで向かう。ここでどの経路をとるか(往復ともケーブルなのか、復路は徒歩なのか等)を伝えてチケットを購入する。往路のみケーブルのチケットを買い、ケーブル終点から登り始める。と言っても山登りではなく緩やかな坂道を木々に囲まれながらゆっくり歩くといった散歩感覚である。

オフシーズンにもかかわらず、これまでのどの観光地より中国人観光客が多い。ピークシーズンはどれほどの混雑になるのか、想像するだけでも恐しい。1時間半ほどで頂上に着く頃にようやく太陽が山の陰から顔を見せ始めた。ここからは坂を別ルートで下りつつ各観光スポットをめぐることになる。

一番高い場所にあるのが五彩池と呼ばれる池で、確かにすごい色合いである。あるところはコバルトブルー、別のところはエメラルドグリーン、その他にも濃い苔色、限りなく薄い青、白と様々な色の不思議な水面が広がっている。それぞれの色も同じ色が続くのではなくグラデーションが美しい。棚田のような白い階段状の大地の上に色とりどりの水が流れているさまは全く見飽きることがない。近くに洞穴があったが氷結しているとのことで立入禁止となっていた。

こちらは五彩池のほとりに立つ黄龍寺。

今日は松潘(スンパン)にもう1泊して明朝に九塞溝(ジュウジャイゴウ)に向かうつもりなので、受付の係員に聞いてみたところ今日中に松潘(スンパン)に戻るためには15時発の最終バスに乗らなければならないとのことでそれほどのんびりしてもいられない。幻想的な光景に名残を惜しみつつ下山を開始するとすぐ川が黄色に変わり始めた。黄色い大地に色とりどりの水が流れている、何とも不思議な光景である。

ところどころ水が凍っておりよりいっそう奇妙な景色となっている。真冬にここへ来ると(可能かどうかわからないが)さらに幻想的な景色が見られるかもしれない。

棚田のような地面のうねりが西表島のサキシマスオウノキを思い起こさせる。海外でまた沖縄を連想させるものに出会ってしまった。そういえばこの青や緑の色合いも沖縄・八重山の石垣焼に似ているようだ。

結局時間が足りなくなり、最後は駆け下りるように坂道を下りる羽目になった。

タクシーの客引きを片っ端から断り、道路に出てバスを待つ。当初聞いた話では九寨溝行きに乗って途中で乗り換えて松潘へ向かうということだったが、15時前に来たバスが松潘行きということで余計な手間が省けた。帰りもここからバスに乗ったのは自分ひとりだけ。またものすごい山道をくねくねと走り、45分ほどで川主寺へ。宿が何軒もあり、ここで泊まっても良かったかもしれない。そこから30分前後で松潘に到着した。

昨日と同様に松潘中心部へ散歩がてら向かう。北門近くの松潘清真北寺へ立ち寄ってみるも既に薄暗くなっていて写真がうまく撮れず。寺の子供がこちらの姿を見ては逃げ出し、また扉の陰からこちらをうかがうといったことを繰り返している。しばらくして気付くとこの少年が近くに来ていて何か話しかけてくる。この寺の写真を撮りたかったがもう暗すぎるみたいだと日本語で話したところ何となく通じたようで、もっと早く来ればよかったのにと言っていた(ように思えた)。

黄龍と九寨溝はあまりにも有名な観光地ということで、今回の目的地からは外そうかと事前に考えていたぐらいだったのだが、実際に訪れてみて候補から外さなくて良かったとつくづく思った。さらに知名度の高い九寨溝はどれほどすごいのだろうといやが上にも期待が高まる。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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