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中国西域への旅 甘粛省 敦煌(ドゥンファン)観光

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中国:新疆ウイグル自治区を抜けて甘粛省:敦煌(ドゥンファン)に着いたが、その前の体調不良が治り切っておらず1日静養せざるを得なかった。こういう時は刺激の少ない和食が無性に食べたくなる。インドなどでは入院中も病院食としてカレーが出るという話で、ここ中国でも事情は同じだろうかと考えてみたりする。

朝から風が強く、砂ぼこりと枯葉が舞い飛ぶ木枯らしのような状態になっている。今日は土曜なのだが町なかにも観光客の姿はまばらである。有名観光地のここ敦煌であってもオフシーズンはこんなものらしい。

世界的にも有名な莫高窟(Mogao Caves)へ出かけてみる。1500年以上前に断崖に築かれた寺院、壁画などの仏教遺跡群である。敦煌市内から莫高窟入り口まで公共バスが走っており、ちょうど泊まっている宿:鑫犮賓館(Xinlong Hotel)の目の前が莫高窟入り口経由敦煌駅行きバスの停車場だった。料金3元(約45円)で乗客の半分以上は地元の人たちで、観光客だけでなく地元の足としても活用されているようだ。あらかじめ運転手には莫高窟へ行きたいと筆談で伝えておいて、その場所で降ろしてもらう必要がある。最初に乗ったバスではてっきり莫高窟が終点だと思っていたので、終点の敦煌駅まで行ってしまい、運転手に折り返し運転時に莫高窟入り口近くで降ろしてもらった。

莫高窟ビジターセンターから莫高窟までは15㎞ほどありバスに乗って移動する。バスは比較的頻繁に走っている。

観光客が少ないと思ったがそれでもバスは満員であった。1台のバスに乗った観光客は到着後もひと固まりのグループとして扱われる。自分以外はすべて中国人観光客だったが、ひとりだけ日本人が混じっているのを知った係員が英語/日本語通訳が到着するまでに30分はかかると言うので、通訳は不要と伝える。

断崖にある無数の洞窟の中に仏像が安置されていたり、貴重な壁画が残されていたりする。係員がひとつずつ鍵を開けては観光客を中に招き入れて説明する。ほとんどの洞窟は撮影禁止である。

壁一面に描かれた仏画や天井に描かれた金色のマンダラが、どうせなら昼ではなく夜に見てみたいという気にさせる。不思議なことにいくつかの部屋では壁が垂直ではなく、何段階かの傾斜を経て天井に達するように造られている。天井に描かれた仏画などを見ていると、ウズベキスタンで見た建物内部の美しい幾何学模様をなぜか連想してしまった。

絶壁に築かれた建物内部に高さ26mの大仏が安置されている。建物に遮られ、外からも中からもその全貌を一度に見ることはできない。一度に全容を見ることができないからこそ、当時の人々にとってはよりありがたかったのかなどと考える。

敷地内に博物館があり、実際の洞窟では(おそらく保管上の理由から)十分に見ることができなかった内部の様子を再現してあり印象的だった。紀元2世紀ごろからの石のレリーフや顔像などが展示されており、アンコールワットやローマ、ギリシャ、あるいはパキスタンなどで造られた像との類似性がそこここに感じられた。現代に近づくにつれ、より他所からの影響が色濃く出ているような印象があり、当時の世界各地との交流を想像させられる。(最初の像だけは現代の作品)

まだ体調万全ではないので今日はこれで観光は終わりにする。バスで戻る途中、隣り合わせた中国人男性が英語が堪能で、何度も海外旅行経験のある人だった。一緒に夕食を食べ連絡先を交換して別れる。今後の旅で貴重な情報を教えてもらった。彼が頼んだ麻婆豆腐が辛くてとても食べられなかったが、四川省で食べたらこんなものではないぞと脅かされる。ただ、この辛さに慣れているはずの彼も顔中から玉のような汗が噴き出しており、そこは日本人も中国人も変わらないのだなと変なところで感心する。ウイグルに続いてここ甘粛省でも食事は麺類が主体で米を食べるのはそれほど一般的ではなく、メニューに米食が一切ない店が珍しくないと聞いて落胆する。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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