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中央アジア:カザフスタン観光 アルマティでの街歩き

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カザフスタン:シムケントからアルマティへの夜行列車で迎える朝。車窓からは雄大な山々がが朝日を浴びて白く輝いているのが見えるが、あいにく列車の窓ガラスが汚れていて写真が撮れない。

朝からもう隣室のカザフ人ミュージシャンたちは歌い始めている。どうも尋常ではない音楽的スタミナがあるようだ。またコンパートメントに引っ張りこまれる。スマホで撮影した彼らの歌唱をぜひWEB上で発信してくれと言われる。彼らの歌と演奏には騎馬民族によるモンゴル的音楽といった印象を持った。別のコンパートメントでは若い女の子(彼女もこのミュージシャンの一員)が年長の男に詩吟もしくは朗読の手ほどきを受けている。

ほぼ定刻にアルマティ駅に到着。ここから国際バスに乗って国境を越えてキルギスのビシュケクに行くつもりで、駅のインフォメーションで乗り場などを教えてもらう。ここでも英語は全く通じないが女性職員が翻訳ソフトを使って一生懸命教えてくれた。何となく旧ソ連的な冷淡な対応を予想していたのが申し訳ない感じ。サイラン・バスターミナルまで行ってそこでキルギス行きのチケットを買うことになる。30分に1本は出ているそうで安心する。サイランまでは市内を走る公共バスで90テンゲ(約30円)、タクシーなら600テンゲ(約200円)で、どのバス路線でサイランまで行けるのかは駅職員にもわからず自分で何とかするしかない。

駅を出てみると市街地の背後に巨大な山脈がそびえているのが見える。

ウズベキスタン同様、男の髪はすべて丸刈りに近い短髪か、整髪料などでぺったんこにしたものだけ。これ以外のふわっとした髪型をしているだけで外国人とわかる。ウズベキスタンと違って民族衣装の女性は皆無に近い。日本人というよりモンゴル人に近い顔立ちが目立ち、それと同時にロシアっぽい顔の人もより目立つようになる。インドっぽい人もいて、多様な人種が集まっていることが見て取れる。ロシア系の人は男女ともスタイルの良さが際立っており、異常に手足がすらりと長い。

町の造りは極めて整然としている。道路上でも他の国でよく見かけるようなカオス状態は全くなく、至るところに信号があり交通は統制されている。信号が青になるまで馬鹿正直に横断歩道で待つ人が多いのも、他の国と違う点だ。ウズベキスタンのように道路に突然穴が開いているようなこともない。学校帰りの中学生がゲームセンターに入っていくところなど、先進国の普通の都会の風景である。カザフスタンはまるでヨーロッパの街のようだと言われることがあるがまさにその通り。カザフスタンでは写真に撮りたいと思うモノや人が少ないという人がいるが、確かにそうかもしれない。ここに住むのは東京に住むこととどこか似ているかもしれない。

サイランバスターミナルへ向かうバス停を探すはずが、歩いているうちにここでもうしばらくぶらぶら歩いてみたくなり急遽予定変更。1泊してからキルギスへ向かうことにする。大きな荷物を持って歩いていると宿のあっせんでお声がかかるが1泊30ドルと聞いてお断りする。

結構な距離を歩いてHello Guest Houseという評判の良い宿に辿り着く。宿泊客が少ないようで5人部屋を1人で占領することになる。ほかの部屋も同じらしい。1泊2400テンゲ(約800円)をクレジットカードで支払う。ビルの地下に作られたような造りだが、内装は真新しく、共同のトイレ・シャワー・キッチンも清潔そのものだ。受付の女の子が一見して完全に日本人のようで一生懸命な感じで好感が持てる。英語が通じるのもありがたい。

見ず知らずの他人と同じ部屋で寝起きするドミトリーがあまり好きではないので、このようなドミトリーだけの宿というのは初めてだが、旅慣れているように見える宿泊客たちは互いにほとんど干渉し合わず、挨拶もあまり交わさない。各自スマホと向き合っている。旅慣れた人の流儀とはこういうものかと思う。まあこちらとしては他人に気兼ねしなくていいので楽なのだが。

廊下や食堂に絵がたくさん飾ってあり画集(ロシア人作家のものだったがこれは良かった)も置いてある。オーナーの趣味らしい。町を歩いていてもChreography(舞踊、振付)の学校や、良い感じの絵のポスターを多く見かける。中央アジアとアートをあまり関連付けて見たことがなかったが、実際表現活動は盛んなのかもしれない。

町を歩くと現地人と思われて道を聞かれることが激増する。確かに日本人顔の現地人も多いので、間違われるのも無理はない。なんだおまえキルギス人じゃないのか、ロシア語が話せないのか、と言ってきた男性の息が猛烈にウォッカ臭かった。ここでも昼からウォッカを飲むのが男のたしなみなのかもしれない。

駅前の総菜定食屋のような食堂で昼食。ある程度英語が通じるのは助かった。プロフ 赤ピーマンの中に米・ひき肉を入れてトマトソースで煮込んだもの、肉じゃが、コーヒーで2000テンゲ(約600円)。美味いのだが、やはり脂っこすぎるのが難点だ。

アルマティの町全体が緩やかに傾斜しており、坂を登り切った先には展望台がある。想像以上に町の規模が大きく、展望台へ上がるためのロープウェイ乗り場まで行くのにも相当な距離を歩いた。それもそのはず、カザフスタンは国土面積が世界第9位の広大な国、ひとつひとつの都市が大きいようだ。ロープウェイ(往復2000テンゲ)で展望台まで一気に登る。モルドバとギリシャから来たという男性2人に頼まれて彼らの写真を撮ってやる。彼らも言われなければ観光客か地元民か区別するのは難しい。日暮れの展望台はかなり冷え込み、ダウンジャケットを持参して正解だった。

展望台から眺めたアルマティの町はまさに大都会。車のヘッドライトと町の灯りで光の海だった。人々もウズベキスタン人と比べ都会人といった感じで、すれ違いざまに興味津々でこちらの顔を覗き込むような人は少ない。国境ひとつ隔てるだけでずいぶん違いが生まれるものだと実感する。

宿の近くにSilk Road Supermarketという大型スーパーがあり、21時まで営業している。ここで総菜やビールなど買い込む。ここでも身振り手振りで意思疎通を図る。やっていることは限りなくパントマイムに近い。

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