スリランカ旅行 アダムスピーク(スリパーダ)からキャンディへ
昨日のアダムスピーク(スリパーダ)登頂を経て今日はキャンディへ戻る。前日頂上でスリランカ人僧侶が言ったとおり、今日は分厚い雲に覆われた1日となった。宿のおかみさん曰く、今月24日は大きな法要があり各地から高僧が集まるのだという。この周辺のすべての店が閉まるのだそうで、知らずに来ていたらとんだ無駄足になるところだった。スリランカ南部のゴールでお世話になった日本山妙法寺のご住職も来られるそうで、自分がこのご住職と面識があるとわかった途端おかみさんからの扱いが一段と良くなったようだ。さすが日本人、仏教のことがわかっている(実際には何もわかっていないのに)と勝手に日本人の評価を上げてくれたかもしれない。
通りかかったバスにそのまま飛び乗ってハットン(Hatton)駅まで向かう。70ルピー(約50円)。ハットン駅前からキャンディまでのバスは20分に1本程度はあるそうで、それほど急ぐ必要もないのでハットン周辺をぶらぶら歩いてみることにする。
駅向こうには中学校があり、外国人と見た子供たちがと大騒ぎでPhoto pleaseの合唱となる。授業にすっかり退屈している子供たちにとって、外国人は格好の遊びのネタだ。周辺は自然がいっぱいで、木にとまったリスが意外に大きな声で鳴いていて驚く。
隣接する小学校は授業中のはずなのに、なぜか男の子2人が学校から抜け出してこちらを追いかけてくる。2人で一緒のところを写真に撮ってほしいらしい。
スリランカには大きく分けてシンハラ族とタミル族の2大民族が暮らしている。その中でもここハットンはタミル族の多い土地だそうで、インドに近い雰囲気があるという人もいるそうだがどうだろうか。笑みを向けても無表情な人も結構多いような気もする。
14時ごろになって急に大雨になり、急いでバスターミナルへ戻る。停車中のダンブッラ(Dambulla)行きバス103ルピー(約72円)に乗り、3時間かかって到着したキャンディで途中下車。結構なぎゅうぎゅうづめで身動きするのもままならなかった。
以前食事したGreen Park Restaurantで夕食。セットメニュー385ルピー(約270円)が美味い。
日没まで少し時間があるので、仏歯寺裏のキリスト教墓地を見に行ってみる。不思議なことにこんなところも観光名所なのだそうだが、何とも不気味な感じだった。墓地の中でもキリスト教のものが一番恐く感じられる。
ここキャンディでも激しく雨が降り始め、観光客も地元の人もみな雨宿り。地元の人曰くこれが実に半年ぶりの雨なのだそうだ。乾季の終わりが近いのだろう。
町なかに女性縫製工の募集広告が出ていて、給料が月13000ルピー(約9000円)。日本の10分の1どころではない。経済水準の差をまざまざと感じてしまう。
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