ベトナム旅行 ハノイ(Hanoi)からハロン湾へ
ベトナムの首都ハノイから景勝地として有名なハロン湾へ移動する。高価なツアー利用はせずローカルバスで現地へ向かう。
遅めの朝食、55000ドン(約280円)。
ハロン行き2番バス乗り場からバスに乗って、Gia Lamバスターミナルまで行くはずが、ひとつ隣のバス停で降ろされどうしようかと思っていたところで白人男性から声をかけられる。彼もハロン湾へ行くつもりだがどこでバスに乗るのかわからず困っていたとのこと。ふたりで道々人に聞きながらGia Lamバスターミナルへたどり着く。ここでバス20000ドン(約100円)に乗ってまずバイチャイ(Bai Chay)へ向かい、そこからハロン湾フェリー乗り場最寄りのホンガイ(Hong Gai)へ行けばいいらしい。正確な行き方がわからないが大体の方向が合っていればもういいじゃないかという気持ちになり、バスの座席にゆったりと身を沈める。こういういい加減な、ある意味では適当な成り行き任せの旅を自分はしたかったのだと改めて思う。急遽コンビを組んだ白人男性は72歳のアメリカ人男性リック、正真正銘のバックパッカーである。
バスの車窓から墓地が見える。漢字が書いてあったりして中華風である。一方で周囲の住宅はあくまで西洋風でその対比が面白い。ホンダ、ヤマハ、スズキ…二輪車の普及率の高さもあって日本の二輪メーカーの名前をよく見かける。
Gia Lamバスターミナルから4時間ほどかかってバイチャイ(Bai Chay)へ着く。バスターミナルでも何でもない道の脇で降ろされる。ここからホンガイへ行くための車をバスの車掌自ら道路に出て拾ってくれる。ドライバーに全く英語が通じず、港へ行きたいと絵を描いて説明すると、来た道をかなり戻った挙句Tuan Chau Bridgeという長い橋を渡って出島のようなところに着く。30分近く走って2人で240000ドン(約1200円)もかかってしまった。
既に19時を回っており、この時間ではもう船はないとのことで、今夜はここに泊まることにする。
本日の宿: Hotel 69(Nha Nghi 69)、2人で部屋をシェアして一人当たり175000ドン(約880円)。
夕食、フォーとビールで50000ドン(約250円)。当初食堂の主人はひとり100000ドン(約500円)だとふっかけてきたが、リックが50000ドンで十分だときっぱり抗議して主人も引き下がる。
寝るまでの間、リックと色々話をする。既存のツアーなどに頼らずすべて自力で行うのが彼のいつものやり方だそうで、72歳という年齢でそれを実践していることに感心する。若い頃から世界中旅してきたとの事で、1970年代のアフガニスタンやイランの話を興味深く聞かせてもらう。細かいことに頓着しない鷹揚な彼の性格もあって、一緒にいて楽な気分になれる。
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