2014チベットへの旅:5日目 ポタラ宮
チベット自治区:ラサ(Lhasa)で最初の夜。高熱と悪寒でひと晩中苦しんだ。呼吸が苦しくなり何度も緊急搬送、緊急帰国などの言葉が頭をよぎった。富士山であっても高山病で命を落とすこともあり、何とか良くなってくれと願いつつ、あまり眠れないまま一夜を過ごす。
明け方にそれでもうつらうつらできたのか、朝になると熱は下がっているようだった。だがとても出歩ける体調ではなく、午前に予定されていたジョカン(大昭寺)などの観光はキャンセルした。午後になって連絡があり、ポタラ宮観光を今回のツアーメンバー全員の名義で予約してあったのだが、1人抜けることになると全員の予約がキャンセルになるという。結局そんなことはなかったようなのだが、それはまずいと力の入らない身体でバスに乗って向かった。
待ち合わせの場所がわからず、ホテルレセプションのスタッフに色々調べてもらい、結局ガイドに直接電話して確認してもらった。
午前中ずっと寝ていたので思っていたよりは体調が戻っている。ただポタラ宮はビル13階分の高さがあり、そこを歩いて登るのはなかなか苦行になりそうだ。一行と合流し体調を気遣われながらポタラ宮に入場する。滞在時間は何時までと細かく決められており、ガイドにせき立てられながら進む。
とにかく規模が大きいので短い時間ではひと通り見るのがやっとである。数千キロ離れたインド:ラダックの中心レーにある王宮がこのポタラ宮のモデルになったという話があり、チベット文化圏の広がりを思う。
レー王宮
何とかポタラ宮観光を終え、ひとり先にホテルへ戻りひたすら静養に努める。帰りのバスから虹が見え、車内の乗客もみなスマホで撮影している。日本もチベットも同じだなと思う。
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