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フィリピンの気候・宗教観・食事などについて

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フィリピンと聞いて真っ先に連想されることというのは何だろうか。

リゾート地として名高いセブ島の名前や、首都マニラについては名前ぐらいは聞いたことがある方も多いだろう。しかしそれ以外の文化・宗教・気候など地元の人々の生活に密着したことについてはほとんど知識がないというのが一般的ではないかと思われる。例にもれず私自身もフィリピンについてはほとんど予備知識もないまま(さらには下調べもほとんどしないまま)こちらに来てしまった。

ここネグロス島にあるドゥマゲテの英語学校で1日8時間の授業を1週間受け続けているのだが、先生方をそちら方面に誘導しようとしていることもあって雑談の時間が相当なものになる。フィリピンについて、あるいはフィリピンと日本の相違点や共通点が話題になることが多く、色々と興味深い話も聞かせてもらっている。

地理的にはフィリピンという国は日本の西南に位置していて、現在地の緯度が北緯9度ほど。東京が北緯35度ほどなのでそれと比べるとずいぶん赤道に近いことになる。それにしては予想していたほど気温・湿度とも高くなく比較的過ごしやすい気候が続いている。この地方(というかこの緯度にある地域)では4~5月が酷暑の時期で8月はそれほどでもないとの事。フィリピンの季節は3つ、「Hot、Very Hot、Extra Hot」の3つと言われているそうである。現在は雨季のはずなのだが雨の降らない日の方が多いくらいである。ただこれもここドゥマゲテ周辺だけの話だそうで、少し離れた土地や山間部では豪雨に見舞われることが多いらしい。

宗教に関してはアジアでは珍しい敬虔なカトリック教国である。かつての宗主国スペインの影響が大きく、カトリック教もスペインがもたらしたものである。英語学校の先生方も熱心な信者が多く日曜には当然教会に通うとのことで、雑談の内容も宗教にまつわる話になることが多い。基本的に一神教の信者ではないわれわれ日本人の信仰心について質問されることもあり、色々考えさせられることが多い。宗教以外にもスペインの影響は多岐にわたっていて、現地のタガログ語とスペイン語では単語が非常に似通っているのだそうだ。

dumaguete cathedral

inside the dumaguete cathedral

食べ物に関しては日本人と嗜好がかなり異なるようだ。こちらの学校では3食すべて校内で提供されるのだが、日本人向けにという配慮だろう日本食を見よう見まねで作ったような食事が多い。実際の現地の人々が食するものはわれわれにはかなり味が濃いと感じられるものらしい。地元料理を作ってみてほしい気もするが、他の生徒たちの好みもありなかなかリクエストするのは難しい。肉食が多く、加えて海が近いこともあり魚も頻繁に食べるとのこと。ただし今は魚のベストシーズンではないそうだ。

町の中心部に行けば、欧米人観光客や韓国人留学生が多いことから、西洋料理・韓国料理の店が多数あり、あまりフィリピンを意識せずに食事を楽しむことはできる。試しに入ってみた店で食べたものがこちら。

chicken pecho and chopsuey

kamalig restaurant

Chicken Pechoと呼ばれる鳥の胸肉のグリルにライスお代わり自由が定番らしい。それに加えてChopsueyと呼ばれる野菜と豚肉を炒めたもの。2皿は量が多すぎて後で苦労することになった。この店には外国人客は自分以外にいなかったので現地の人々の御用達の店であろう。学校の先生曰く近所で働いている人たちが食べにくるような店だとのこと。

日々先生方から色々なフィリピン情報を聞いて少しずつこの国への親近感がわいてきている。ちょっと痛い風習の話なども聞いたのでまた追い追い書いていきたいと思う。

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1 Comment

  • 新兵衛

    / 返信

    フィリピンの季節は3つ、「Hot、Very Hot、Extra Hot」の3つ
    もはや、ギャグ・・・

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