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エベレスト街道単独トレッキング1日目:ルクラからパクディン

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今日はエベレスト街道トレッキングのスタート地点、ルクラ(Lukla)へのフライト。世界で一番もしくは二番目に危険な空港として名高いところである。急峻な山岳地帯の斜面に無理やり短い滑走路を作った空港なので事故も多く発生している。

早朝5時、宿に頼んでおいたタクシーで空港へ。トレッキングに必要な荷物以外は宿に預かってもらう。

真っ暗な中、大勢のトレッキング客が空港が開くのを待っている。Sita Airで6時フライトのはずが当然のように何の説明もなく遅れ、6時半の2便と合同での出発となる。日本人3名、ネパール人ガイド3名、欧米人8名の14名が搭乗。日本人2名は本来2便に搭乗予定のところ、何も知らされないまま1便に変更されたとのこと。

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いったん全員搭乗するもすぐに降ろされる。見ると機体下部から大量の液体が漏れている。燃料漏れなのか、単なる水漏れなのか。一気に不安になる。

最後尾の3席、ガイドとスチュワーデスに挟まれた席となったが離陸後スチュワーデスが気をきかせて窓側の席を譲ってくれる。離陸して間もなく窓の外にヒマラヤが見えてくる。
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やがて山の間をぬって飛ぶような状態になり、両側の山より低いところを飛行する。こういうフライトもなかなか無いのではないか。

ほどなく着陸。山の斜面に作られた上り坂の短い滑走路で急ブレーキをかけて停止する。怖さを感じる間もなくあっという間であった。全員この航路の危険性がわかっているので、着陸の瞬間は大きな拍手と歓声が上がった。

ルクラ(Lukla)はロッジが立ち並ぶ石畳の村。

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Sita Airオフィスに隣接する ベースキャンプロッジ:Base Camp Lodge に入り、復路チケットを預かってもらうようお願いする。最終日は戻ってきてここに泊まることになるが、チベット族と思われる顔立ちの若い女性が切り盛りしているようだ。

歩き始めると早くも前方に白い峰が見える。

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絶壁に囲まれながら進むとやがて、薄いターコイズ色の川が曲がりくねって轟々と音を立てて流れるのに出くわす。

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荷物の重さがこの先心配ではあるが、やはりひとりが気楽で良い。

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2時間程度で目的地のパクディン(Phakdhing:2652m)に到着する。本日の宿泊先は スノーランドホテル:Snowland Hotel (1泊200ルピー)。

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後から聞いた所では、トレッキング会社のツアー客用によく利用されるロッジだそうである。欧米人ばかりでアジア系の宿泊客は皆無。

部屋は広々としたシングルベッドでバストイレ付きと立派なものだった。もっとも夜以降はトイレも凍ってしまうのだが。食事もチキンカレーなど非常に美味かった。スタッフの人と接する態度があまり良いとは思えなかった。良くも悪くも客慣れしている感じか。

村にはたくさんの犬がおり一様に人懐っこい。ヤクや馬が行き交う光景にヒマラヤへ入ってきた実感が湧く。

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道中の景色も素晴らしく、早くも不安より期待が勝ってくる。

夜、川の流れだけが轟々と響く。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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