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フィリピン:シキホール島での観光

siquijor sunset
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8月29日は英雄の日(National Heroes Day)というフィリピンの祝日で公的機関などはすべて休みである。フィリピンでは突然翌日が休日になると発表されるようなことも時々起こる(国民を喜ばせるサプライズ効果を狙って直前に発表されるらしい)そうで、そうなると否応なしに休みということになる。

当然、ここドゥマゲテの英語学校も休講となるので、この機会に近郊へ足を延ばしてみることにした。入学以来、できる限り英語の勉強に没頭するようにしていたのでほとんど遠出はしてこなかった。

今回向かうのはドゥマゲテの港から船で1時間半程度のところにあるシキホール島(Siquijor)という離島である。ここは黒魔術(Black Magic)を使う呪術師が今でも現役でいる島として有名で、多くのフィリピン人もそれを恐れてこの島には寄り付かないそうである。以前「フィリピンでは名前と生年月日だけで呪いをかけられる人がいるから、うかつに他人に教えないように」と言われたことがあったのだが、真偽のほどは定かではない。

フィリピンと呪術の関わりについては過去に色々聞いていたので、この辺の事情に通じている学校の先生に聞いてみると、彼女の親類の話を教えてくれた。その家のお手伝いさんが女主人と折り合いが悪く、呪術師(Witch)のところへ行って主人に呪いをかけてくれるよう頼みに行ったのだという。異変を感じた(呪いが効いた?)女主人が別の人に相談に行った結果、この呪いに対抗する力を持った呪術師(Fate healer)がこの魔術(Witchcraft)と対決することになり結果的に呪いを解くことができたのだそうだ。

現代でも特に地方山間部などではこのようなことが日常的に行われ信じられているので、フィリピン人がシキホール島を恐れて近づかないというのもうなづける話ではある。

シキホール島へはドゥマゲテ中心部の港から何社かが出向している船/フェリーで向かうことになる。出発時刻・乗船時間など会社によって異なるのだが、所要時間1時間半前後、1日に何便かは出ており予約などせず当日直接港でチケットを買えば乗船可能ということだった。WEB検索しても最新の時刻表らしきものが見つからず、地元の人に最新情報を確認した方がよさそうである(今回は近所のパブの店員さんに聞いてみた)。概ね、朝一番の便、午前中に2便目、午後に2便程度、最終便が18時前後といった時刻設定のようである。

朝一番の便に乗ろうと港へ向かったのだがチケット売り場は長蛇の列で、スタッフ1人で手続きを行っていて時間がかかり、結局乗船時刻に間に合わず次の便に乗ることになった。他の乗客は文句を言うでもなく平然としているので、こちらもその態度を見習うことにする。

乗船チケット100ペソ(エアコン付き客室なら20ペソ追加)に港湾使用料(Terminal Fee)15ペソを支払って、乗船名簿に名前を記入してもらう。思ったより大きめのフェリーで快適である。特に午前は波も穏やかで船酔いの心配もなかった。港に大勢いた人の大半は別の島へ向かう人のようで、シキホールへ向かう人は全体の2割以下という感じである。10時半頃にドゥマゲテ港を出発。

同船した初老の男性がおまえフィリピン人かと話しかけてくる。日本人だと答えると、おまえ明日8月29日が祝日なのを知っているかと聞かれた。こちらに教えたそうな気配だったので知らなかったふりをして、実は明日はNational Heroes Dayなのだという説明をしてもらう。こちら同様英語がつたないところから見て、スペイン人かもしれないと想像する。スペイン語とこちらの現地語であるビサヤ語は共通点が多いこともあって、スペイン人の旅行者・移住者が多いと聞いており、この人もその1人かもしれない。

正午過ぎにシキホール港に到着。ドゥマゲテの海と比べると段違いに透明度が高く、遠浅の海の底が透けて見える。一見して石垣島を連想した。港そばの海底には無数のヒトデが貼りついている。

下船すると当然のようにトライシクル(客車付きバイク)の客引きが殺到する。目的地や滞在場所を決めているわけではなく、まずはぶらぶら歩いてみたかったので丁重にお断りする。途中、地図や宿泊施設一覧を印刷した紙をもらうことができた。フィリピンの床屋で散髪したせいもあってか「マレーシア人か、それともこの島の出身者で里帰りしてきたのか」と聞かれる。

siquijor church

siquijor church 2

paintings in siquijor

海岸沿いの道路を歩き始める。フィリピンでは徒歩あるいは自転車で移動する人はほとんどいないので、すれ違うバイクやトライシクルからはいぶかしげな視線が投げかけられることになる。途中、かなり古いと思われる、半ば打ち捨てられた墓地があった。

grave in siquijor

grave in siquijor 2

結局炎天下を2時間ほども歩いただろうか、シキホールの次の村:サンホアン(San Juan)に到着した。その中のSolangonという集落で食堂に入ると、今日は休業なのだが、ちょうどフィエスタという年に一度のお祝いだということで、食事をただで提供していただいた。フィエスタでは各家庭ができるだけ多くの人を招き、できる限り豪勢な食事をふるまうことになっている。この家族の親類縁者たちが集まる中にひとり外国人の自分が混じっているのは妙な感じであった。The Barkadsというゲストハウスが併設されており、1泊当たりコテージ500ペソ、シャワー/エアコン付き1000ペソとのこと。

The Barkads GH

サンホアン地区一帯がいっせいにフィエスタのお祝いをしているようで非常ににぎわっていて、日本で言うカラオケ(こちらではVideoke)に興じる人たちも見かける。フィリピンでは男は歌が上手いことが良い奥さんをもらうための条件だったそうだが、歌声を聞く限り今はそうでもなさそうだ。

日も落ちてきたので、今晩は同じサンホアン地区にあるLalaoという集落にある宿に泊まることにする。Casa Mirandaというゲストハウスでトイレシャワー付きで1泊400ペソ。

Casa Miranda

Casa Miranda 2

ここもフィエスタだそうで食事を無料で提供してくれる。目の前がビーチで対岸には今朝あとにしたネグロス島が大きく浮かぶ。こうしてみるとネグロス島が高い山を抱いた大きな島だということを実感する。

negros isle from siquijor

sunset at siquijor

cross at siquijor

夜になり急に雨風が強くなる。目の前に広大な海があって天気が荒れるのは何となく怖いものである。夜の間に何度か長時間の停電(ブラックアウト)が起き、この家はソーラー発電機があるので最低限の電灯は確保されていたが、集落の大半は真っ暗闇であった。夜空に稲妻が頻繁に走る。こちらにまで来なければいいが、と海辺のテーブルでビールを飲みながらぼんやり考えていた。

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1 Comment

  • 新兵衛

    / 返信

    お墓の棺・・・
    中身が気になるところ・・・

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