アンナプルナトレッキング9日目:ヒマラヤの温泉
久々に朝ゆっくりする。
10時出発のつもりが、例の韓国人男性2名と再会しランチ後出発となる。
ガイドのBishnuは予定を変えられて少々ムッとしている。
下山開始後すぐBishnuが
「いつも冗談ばかりで真剣さがない人間は信用できない。
ガイドには責任というものがあるのをわかっていない」
と言い出す。
韓国人の李さんは元会社社長であり、豪放な性格かつ冗談好きの人だ。
李さんに今日の予定を変更させられたことが腹にすえかねるらしい。
ビジネスの場ではもちろん真剣そのものに違いないこと、
一昨日の事故発生の話を聞いて十字を切ってふさぎ込んでしまい、布団の中でも泣いていたこと、
など話し、Bishnuが思っているようないい加減な人間ではないと説明したのだが、
果たして納得してくれたかどうか。
あっという間にジヌーダンダ(Jinudanda)に到着。
宿から15分ほど下った川原にある天然の温泉に入ることにする。
人がいっぱいで静岡と愛知から来た日本人女性から声をかけられる。
2人とも仕事を辞めて長期旅行中で、道中知り合ったネパール人男性、アメリカ在住韓国人のおじいさんと4人で行動しているそう。
義理の姉妹が日本人で温泉に興味があるというスイス人女性や、オランダ人男性などと色々話し、
ちょっとした国際交流会のようであった。
夕食時には他の客のネパール人ガイドたちと色々話し込む。
どのガイドもトレックツアーの山場を越えたので、一様にほっとした表情をしている。
みな日本に興味津々で、出来れば来日して働きたいようだが、ビザ取得が難しいとのこと。
人生初のヤマビル被害に会う。
温泉から帰って腹部に血がにじんでいることに気づき、シャツを上げてみるとヒルが食いついて離れない。
かなり長いあいだ血が止まらず、傷跡が残ってしまった。
本日の宿 ホテルエバーグリーン:Hotel Evergreen
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