アンナプルナトレッキング10日目:ティハール
今日はトルカ(Tolka)を経てポタナ(Pothana)への道。
特にきついアップダウンはなく、緑豊かな山道をまさにトレックする。
だんだん山岳地帯から遠ざかっていくのが寂しくもある。
滝や道々に落ちている水晶、ブーゲンビリアなどを眺めながら歩く。
今日はティハールというお祭りの日という事で、行く先々で子供たちが待ち構えている。
道を通せんぼして、みんなでレッサンフィリリという歌を歌い、
花で飾った盆の上にお金を置くまで解放してくれない。
お礼に子供からマラ(マリーゴールドの花で編んだ首飾り)をかけてもらう。
これがあるとどこへ行っても祝福が受けられるらしい。
道中、爪をはがしてしまい血を流している小さい女の子と出くわす。
応急処置できるものを持ち合わせていないので、ありあわせのテーピング用のテープで傷口が露出しないようにする。
こんなことしかできなかったのに女の子は満面の笑みを浮かべている。
もっと大きな怪我や病気になった時などどうしているのだろうと思わずにはいられない。
昼食後2人ともやたら眠くなるが、先へ進まねばならない。
ここからの登りがきつかった。
6時間かけてポタナへ到着。
いよいよ最終日となる明日を前に、Bishnuから
「あなたに対して腹を立てたこともあったし、幸せだったこともあった。
全体的には高山病にもならず良いトレックだったと思う。
自分に何か過ちがあったら言って欲しい」
と改まって言われる。
そんなことを言われるとこちらの方が恐縮してしまう。
夕食後に集落を歩いてみる。
ロッジが5軒程度の非常に狭いもので、木々の間からはポカラのフェワ湖が見える。
隣のゲストハウスで歌と太鼓のお祭り騒ぎが始まる。
これからアンナプルナへ向かうガイドたちが景気づけに歌っているらしい。
テンションの高さからてっきり酔っ払っていると思ったら全員しらふとの事。
Bishnuいわく「酒の力など借りるまでもない」そう。
本日の宿 フィッシュテールゲストハウス:Fish Tail Guest House
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