初めての海外旅行:ネパール 4.ポカラからナガルコットへ
曇天のためヒマラヤを見ることが出来なかった昨日のリベンジにと、この日の早朝もう一度ヒマラヤの好展望地:サランコット(Sarangkot)の丘に向かった。が昨日以上に雲が厚く、しまいには小雨まで降ってくる始末で2日連続の敗退となってしまった。
ポカラ空港からカトマンズへ30分のフライトの後、カトマンズから車で1時間ほどのナガルコット(Nagarkot)へ向かう。ここはカトマンズ近郊で最も有名なヒマラヤの展望地である。
曲がりくねった山道をぐんぐん登っていき、ナガルコットの村へ到着。カトマンズ、ポカラと比べると人が少ない山あいの小さな静かな村である。人も明らかに都会ずれしておらず純朴に感じられる。
本日の宿泊先:ホテルビューポイント(Hotel View Point)
このホテルは周辺で一番高い場所にあり、建物の上にさらに展望スペースを作っているので他より高いところからヒマラヤを見ることができる。目の前に初めて間近に見るヒマラヤの姿がある。360度ぐるっと山に取り囲まれている感じである。
集落を歩いていると日本語の看板がかかっている建物があった。憲武珈琲店と書いてある。ここの親父さんが木梨憲武さんに似ているということで日本人観光客が命名したらしい。日本人観光客には有名らしく、旅行者ノートには日本人の書き込みがびっしりある。
この日は親父さん不在で、息子が対応してくれる。オムレツなどを頼んだが美味であった。彼は今はこの喫茶店を手伝っているようだが、かつて1年ほどドバイへ出稼ぎに行っていたことがあるとのこと。ネパールには仕事がない、何とか日本に行ければいいのだが、とこぼしていた。
明朝ヒマラヤの展望台に行こうと思っていると話すと、明日の朝であれば親父さんが連れて行ってくれると言う。
日が落ちると急激に気温が下がってくる。ここは標高2100mであり、夜は完全に山の気候である。ホテルの展望台から見ていると、だんだん空が暗くなってくる中、ヒマラヤの白い山肌だけが最後まで残っている。寒さに耐えかね部屋に戻る。ホテルの部屋には暖房器具がないため手持ちの服をすべて身に付けて就寝することになる。それでもネパールには珍しく24時間温水シャワーが使えるのは助かった。
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