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アンコールワットからアユタヤへの旅行記 1. 出発前夜

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カンボジア:アンコールワットとタイ:アユタヤの2つの世界遺産を短期間で回ることになった。仕事の都合上長い休みは取れず、両方あわせて6日間という強行軍である。時期的には雨季という事になる。乾季の方が観光には良いはずだが、そのぶん雨季なら観光客が少ないかもしれないという期待もある。

期間が短いのでできるだけ効率的に回らなければならない。事前にある程度準備をしてから旅に臨んだ。アンコールワット最寄りの町はシェムリアップ(Siem Reap)でタイ:バンコク経由でシェムリアップ国際空港に向かう。宿探しの時間がもったいないので、宿泊先はあらかじめオンラインホテル予約サイトのAgodaで確保しておいた。

シェムリアップでの宿:タ・プロームホテル(Ta Prohm Hotel)
オールドマーケットという飲食店・土産物店が集中する地域にあり非常に便利である。ここの飲食店街はパブストリートとも呼ばれ観光客でにぎわう。

カンボジアビザはシェムリアップ国際空港で取得した(20ドル)。アンコールワットを含む遺跡群へは入場料が必要となる。大ざっぱに分けて1日・3日・1週間のチケットがあり、3日間有効チケット(40ドル)を購入した。毎回このチケットの提示が必要となる。入場時間は一応午前5時半から午後5時半と決まっているようであるが、日没までは大勢の人が残っている。

観光のベストシーズンというと乾季の11〜5月ということになるだろうか。ただし4〜5月はこの緯度にある国では酷暑にあたるので体力的には厳しいかもしれない。

今回は雨季の旅行となったが、確かにスコールは激しかった。降りっぱなしという事はなく1〜2時間でやむが、1日に何度も降ることもある。その度に茶屋などで雨宿りになったがそれはそれで面白い経験であった。熱帯地方では天気が急変することが多いのでそのための用意は必要である。この時期は昼食が終わったころにまずひと雨くると思っておいた方が良い。

服装についてはカンボジアは宗教上特に厳格な規定が無いので真夏の服装をしていれば十分だろう。雨に濡れても平気で、泥道を歩ける服装は必要である。

100円ショップで買っていった安物のビニールかっぱは風雨でびりびりに破れてしまった。また、短時間にとんでもない量の雨が降るので、普通の靴では使い物にならない。長時間の歩行にも耐えるサンダルで行って正解だった。スポーツサンダルとでも言うのか、普通の靴のような靴底で、かかともマジックテープ付きのベルトで締めるタイプのものが歩きまわるには快適だった。

シェムリアップ国際空港から市街地までタクシー、トゥクトゥクなどで15分程度。今回のホテルが市内のオールドマーケットと呼ばれる地域にあったが、そこからアンコールワットまでも同程度の距離だった。遺跡へ向かう道にも無数にホテルが立ち並んでおり、そちらからであれば所要時間はもっと短くなる。空港から遺跡へ直接向かうことももちろんできる。

今回、3日間同じドライバー兼ガイドを雇って遺跡を見て回った。アンコールワットやバイヨンなど比較的近場の遺跡群であれば、トゥクトゥク(バイク後部に乗客用の座席をつけたもの)を利用するか、自転車を借りてそれで回ったほうが小回りが効いて良いかもしれない。ただしプノンバケンという日没鑑賞スポットに行く場合は、日が暮れて真っ暗な中を自転車でホテルまで戻る危険性を考えなければいけない。また、バンテアイスレイという遺跡が別にあり、ここは車でも1時間弱かかる。ここは彫刻が本当に素晴らしいので見逃せない。

カンボジア料理はアジアには珍しく刺激的でなく優しい味である。料理も人間も穏やかで日本人向きに思える。だれもが味の素を愛していて、日本人だと言うと「味の素最高!」と言われる機会があるはずである。

オールドマーケットは飲食街であるパブストリートと土産物屋や公設市場などが一体になった、観光と地元の暮らしが共存する場所で非常に便利だった。ここ以外でもレストランは夜遅くまで営業しておりもちろん飲酒もOKである。

カンボジアというと内戦のイメージが未だにあると思われるが、少なくともここシェムリアップではまず治安面に問題はない。高級ホテルがたくさん立ち並ぶ一大観光都市である。ただし、遺跡と遺跡の間がかなり離れている場所があり、そこは人通りがあまりない場合もあるため、多少注意は必要である。夜は世界中どこでも同じことで常識的な注意は必要である。今回は飲食街と隣接するホテルに宿泊したため、夜遅くなっても町を歩く距離が短くその点でも安全であった。たまに出没する強盗がピストルやナイフではなく、バズーカ砲を持っているという話を聞いたが本当かどうか定かではない。

アユタヤについては調べている時間がなく、ほぼノープランとなった。バンコクからはバスでも電車でも行けるが、バスのほうが快適、電車のほうが現地の雰囲気により触れられる、といった印象。アユタヤは小さな町なので、自転車を借りれば十分見て回れる。日帰りツアーを扱っているところも多い。アユタヤは川に取り囲まれた島のような形状で、ここを船で遊覧し要所要所で降ろしてくれるようなツアーもある。コンビニもATMも揃っており便利な町である。

(写真はアンコールトムのバイヨン遺跡)

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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