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エベレスト街道単独トレッキング11日目:ゴーキョからドーレ

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昨日の4th/5th Lakeへの往復で疲労困憊してしまいほとんど食事もとれなかったが、9時間近く泥のように眠りある程度体調は戻ったようだ。ロッジの主人も体調を気遣ってくれた。念のため朝食はスープだけにしておいた。

ゴーキョを離れて次はもうひとつの好展望地:カラパタール(Kala Patar)方面へ向かう。両者を最短距離で結ぶコースがあり、チョラパス(5330m)という峠を越える必要がある。かなり長時間の歩行が要求されること、途中で力尽きてもロッジがなく退避困難なことから現在の自分の力で単独行は難しいと判断し、来た道を途中まで引き返してカラパタール方面へ向かうことにした。こちらの方が数日長くかかってしまうがやむをえない。

下山開始するとやはり結構な数のトレッカーがチョラパス方面へ向かっている。挑戦したい気持ちはあるが、現在の体調では今回は諦めよう。下山とは言え下りばかりではなく、アップダウンが激しいため非常に疲れる。やはり体調は完全には戻っていないようだ。背中の荷物がこれまでになく重く感じられる。

2時間でマッチェルモ(Machhermo)まで下り、ドーレ(Dole)に着いたのは出発5時間半後。前回と同じタムセルクロッジ:Thamserku Lodge に宿泊することにする。前回会ったチベット族のおばあさんがタシデレ(チベット語のあいさつ)と言って喜んで出迎えてくれる。

やはり異常な疲れ具合。標高を800m近く下げたがとりわけ身体が楽になったとも感じられない。軽い頭痛も依然あり、どこかで完全休養日を作らなければならなくなりそうだ。背中が異常にだるく、風邪をひきかけているのかもしれない。

今回は前回と打って変わって団体客が宿泊しており賑やかだ。ニュージーランド人のグループで、自国でもよくトレッキングをしている人たちだという。このうちのひとりが両足とも義足の初老の男性で、ここまで登ってきたのかと驚く。ロッジの裏庭ではネパール人ガイドたちと思われる団体がキャンプ泊するようだ。

夕方になり麓の方から谷へ向けて霧が流れこんでくる。

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夕食は2団体に追いやられる形で、食堂ではなく厨房でとる羽目になった。大量の食事の準備で鉄火場状態となっている厨房で食事するというのは何とも落ち着かない。

年長のネパール人ガイドが、彼だけテントではなく部屋に泊まっている。食事も彼が先であったり、と年長者を敬う文化が根付いているようである。

どういうわけかここドーレが他のどこよりも夜の冷え込みが厳しい。寝袋にすっぽりくるまって眠る。

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