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フィリピンの物価、日本円とペソ通貨の比較など

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外国へ観光旅行するなり長期滞在するとなると真っ先に気になるのが物価などのお金の問題ではないだろうか。一般にアジア諸国は日本と比べて物価の安い国が多い(シンガポールなどの例外はあるが)。そんな中でもここフィリピンは非常に物価の安い国と言える。中でもここドゥマゲテは格段に物価が安いのだそうだ。地元の人からもマニラやセブ島と比べてここではすべてが安いとよく聞かされる。

フィリピンの通貨はペソで現在のレートでは1ペソ=2円強ということになる。ベーカリーで買うパンが1個5ペソ、庶民の足として利用されるトライシクル(2輪バイクと客車を一体化させた三輪の乗り物)の運賃が8ペソ、ビール1瓶が35ペソ、食事は100~200ペソもあれば腹いっぱいという感じである。こちらで散髪にも行ってきたのだが40ペソと日本の値段から考えると破格に安い。

一方で日本では当たり前に安く買えるものが意外に高く、消しゴム30ペソ、ボールペン40ペソ、新刊小説などは600ペソほどにもなる。学校併設のプールで泳ぐために海水パンツを買ったのだが定価1300ペソであった(定価では買っていない)。

先生方となぜか家賃の話になることがしばしばあり、おおむね一部屋で月5000~10000ペソほどだとか。主に外国人向けに部屋や一軒家の貸し出しの広告を目にするが、おそらくこちらはその2倍かそれ以上の価格だろう。ここドゥマゲテにも日本並みの巨大なショッピングモールがありそこではスマートフォンなども売られているのだが、国内メーカーのもので700ペソ~、サムスンなど海外メーカーのものになると10000ペソを優に超える。スマホそのものはほとんどの人が所有している。

一方、フィリピンでの人件費は日本の10分の1と言われている。それが魅力で多くの日本企業がこちらに進出しており、特にマニラ近くのスービックというエリアは一大産業基地の様相を呈しているそうだ。

いずれの物価も日本人にとっては安い金額設定ではあるが、フィリピンの所得水準を考えると家賃などは相当に高いように思える。先生たちにとっても(多くが大学を出て間もない女性なので)家賃の支払いはそれなりに大変なようだ。

この物価の安さとフィリピンでは例外的な治安の良さが魅力で、多くのリタイア世代が移住先にここドゥマゲテを選んでいる。日本人も増えつつあるそうだが、まだ圧倒的に欧米人が多い。海岸沿いのカフェなどでかなりご高齢の白人男性と少し(もしくはすごく)若い女性の組み合わせを目にすることが多い。日本人にとってもすべてが高い日本を離れてこういう土地で安く暮らすというのがどんどん身近になっていくのかもしれない。マレーシアなどに移住する年金生活者の話は聞いていたのだが、フィリピンを選ぶ人も今後増えてくるだろう。

地元の人たちに聞くと、「これから日本人を含めた外国人の移住がさらに進み、数年後にはこの町はさらに発展する」という意見もあれば「現在の好況はバブルで近いうちにはじける」という人もいる。これからも今の穏やかで静かなドゥマゲテであってほしいというのが個人的な(身勝手な)希望だが、果たして5年後10年後にどうなっているだろうか。

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