2014チベットへの旅:8日目 シガツェからラサ
今日はシガツェからラサへ一路戻る。それだけで半日仕事になるだろう。ヤルツァンポという大河をずっと横目に見ながら走る。
途中、線路の敷設工事をしているところを見かけた。現在ラサまで伸びている青蔵鉄道を更に伸ばし、シガツェから更にその先、最終的にはネパール国境まで通そうとしているらしい。ラサから車で1週間程度かけてシガツェからエベレストベースキャンプを経由してネパールとの国境を超えカトマンズまで行くというツアーがあるが、いずれはこの鉄道がそれに取って代わるのかもしれない。
昼食はチベットに来て初めての魚料理。目の前のヤルツァンポ川で捕れたものだそうで美味かった。以前、チベット系の人は水の中の生き物を食べない(理由としては①魚は神の使いだから②水の中の生き物が単に怖いから)と聞いたことがあったのだがあれは何だったのか。
昨日ギャンツェを素通りしてしまったことで悪いと思ったのか、ガイドから途中で民家に立ち寄るという提案が出され、寄り道することになった。家の女性の歌や楽器演奏を聞き、民族衣装に着替えさせてもらって民族舞踊を体験するというものだった。自分が民族衣装に着替えて踊ると、周りのチベット人が口々に「あいつはチベット人だ、あいつはチベット人だ」と言っていたと後で聞かされた。思わぬ所で前世が出てしまったようだ。
そこからは岩に彫られた聂塘大佛という磨崖仏を見たり、土産物を扱う一大ショピングセンターに立ち寄ったりしながらで、結局ラサについたのは夕方になってからだった。
明日は観光で回れる最後の一日。ツアーメンバーのうち3名は明朝チベットを離れる。旅も終盤である。
LEAVE A REPLY