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ボダナート再訪

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エベレスト街道で1ヶ月に及ぶトレッキングを終えてカトマンズに帰還翌日。散歩がてらボダナート(Boudhanath)へと出かける。巨大な仏塔を擁するネパールの観光名所である。4年前のネパール訪問でひと通りの観光名所は回っているが、こことパタンだけは(近場ということもあって)再訪しようと思っていた。

徒歩で行こうとしたのだが不慣れな道で、想像以上に距離もあったため苦戦する。結局2時間半も歩くことになってしまった。4年前に初めてチベット的世界に触れた場所である。
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チベット仏教徒たちはこの巨大な仏塔のまわりを時計回りに何周もぐるぐる回る。仏塔の四面にすべてを見通すという知恵の眼が描かれている。この仏塔は特にヒマラヤ山中では至る所に見られたものである。

ネパールの人口構成としては大半がヒンズー教徒のインド系住民ということになるだろう。いわゆる通常のインド人を連想してもらえれば良い。チベット系住民というのは平野部では1割程度だろうか。いわゆるモンゴロイドで、言ってみれば日本人に非常に良く似ている。ヒマラヤのような山岳地域に入ればチベット系の占める割合はどんどん高くなる。ヒマラヤ登山で有名なシェルパ族ももちろんチベット系住民で、彼らの先祖はヒマラヤを歩いて越えてこちら側にやって来たのだろう。彼らの多くはチベット仏教を篤く信仰している。

ヒマラヤの山中というのはヒンズー教とチベット仏教が日常的に混じり合う世界で、門外漢として眺めていて興味深く思ったものである。

午後、カトマンズの観光客が集まるタメルに戻り、昨日の飛行機で乗り合わせた名古屋在住の日本人男性と待ち合わせ。飛行機の手配をお願いしたのぞみトレックにお礼に伺い、結局チャイまでご馳走になって長居してしまう。そのあと、お気に入りのカフェ:Electric Pagodaでネパールの国民食:ダルバートを注文。山中で食べたダルバートと比べてあまりの美味さに2人とも言葉を失い茫然とする。2人とも日本語で話すのが久しぶりだったこともあり、結局ここで酒宴になり閉店まで話し込む。

<後記>
2015年4月のネパール大地震でボダナートもかなりの被害を受けたようです。

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今回の旅は、日本を代表するアウトドアブランド: (株)モンベル様にご支援いただいています

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